複数デバイスでCortanaを活用

パーソナルアシスタントに位置するCortanaも改善が加わった。本体機能というよりも、他のPCやiPhone/Android/Windows 10 Mobileデバイス上で動作するCortana同士が連携するというもの。公式ブログでは各機能を示す動画を掲載しているが、ここでは画像を用いて紹介しよう。

今回明らかにした機能は3つ。まずはスマートフォンのバッテリー残量が足りなくなった場合、Cortana経由で残量を示すトースト通知が現れる。次はデバイスをなくした際にGPS機能を使用して物理的な場所が示されるため、容易に発見できるだろう。

スマートフォンのバッテリーがわずかになった場合、Cortana経由でWindows 10に通知が行われる

Cortanaが見失ったスマートフォンの場所を探し出してくれる。これならいつなくしても安心(?)だ

同じくスマートフォンのGPS機能を使用して、目的地までのナビゲーション地図を示す機能が加わった。あらかじめPC上で地図を確認し、実際の移動時はスマートフォン上のCortanaでナビゲーションを受けるというスタイルを想定しているようだ。

地図上で移動ルートを確認し、その結果をスマートフォン上のCortanaで示すというもの

なお、Cortanaに使用するデバイスのセットアップも改善されたと、Microsoft WDG(Windows&Devices Group) Engineering Systems team CVPのGabriel Aul氏は説明している。必要に応じて対応言語のダウンロードが行われるようになったらしいが、今回はビルド14295からアップデートしたため確認できなかった。

Microsoft Edgeに新拡張機能

ビルド14291から加わったMicrosoft Edgeの拡張機能だが、ビルド14316リリースのタイミングで、「OneNote Clipper」「Pin It Button」と2種類の拡張機能を公開した。ちなみに両者は古いWindows 10 Insider Preview(Microsoft Edge)でアクセスしてもページ中に現れることはない。個人的にはいずれも使っていないが、OneNote使いに前者の拡張機能は待ちに待った拡張機能となるだろう。なお、本ビルドでは拡張機能パッケージ管理が変更されているため、各拡張機能の再ダウンロードが推奨されている。

今回加わったMicrosoft Edge用拡張機能「OneNote Clipper」「Pin It Button」