「Build 2016」ではWindows InkがOSレベルでサポートされる(画像:Windows公式ブログ)

ワコムは3月31日、マイクロソフトから「Microsoft Pen」プロトコルのライセンス供与を受けることで合意したと発表した。

米Microsoftが3月30日(現地時間)に開催した開発者カンファレンス「Build 2016」では、Windows 10の大型アップデート「Windows 10 Anniversary Update」が発表。このなかで、次期Windows 10では手書き機能Windows Inkの大幅な向上が予定されており、サードパーティアプリ向けにもInkサポート用のコードが提供されることが明かされている。

今後、ワコムは独自の「アクティブES方式」と「Microsoft Pen」の両プロトコルを搭載したペンの開発を進め、2016年後半のホリデーシーズンで導入を目指す。これによりWindows Ink対応デバイスでワコム製のペンが使用できるようになる。米Microsoftは公式ブログで、「ワコムと共同で数えきれないほど多くの対応デバイスで動くペンを開発している」と紹介している。