ヘリウム封入ながら安価な8テラHDD

Western DigitalのNAS向け3.5インチHDD「WD Red」シリーズに、最大容量となる8TBモデル「WD80EFZX」が登場、発売が開始された。HGSTのヘリウム封入技術「HelioSeal」を採用したモデル。同技術のHDDはすでにHGSTから発売されていたが、Western Digitalではこれが初めて。価格は40,000円前後と、HGST製よりもかなり安い。

Western Digitalの「WD Red WD80EFZX」。HelioSeal技術を搭載している

HelioSealは、空気よりも密度が低いヘリウムガスを封入することで、回転時の抵抗を小さくする技術。7枚ものプラッタを内蔵することで、大容量を実現した。回転数は従来通り5,400rpm。キャッシュ容量は128MBに倍増された。重さは、6TBモデルが750gであったのに対し、新モデルは650gと軽くなっているのも特徴だ。

曲面を多用した高性能Mini-ITXケース

NZXTの「MANTA」は、丸みを帯びたデザインが特徴的なMini-ITXケース。サイズは245(W)×426(H)×450(D)mmと、Mini-ITXケースとしては大きめだが、冷却性能に優れており、高性能なPCを組むことができる。カラーは、オールブラックとブラック/レッドの2種類で、どちらもアクリル窓を装備。価格は26,000円前後だ。

NZXTのMini-ITXケース「MANTA」。これはブラック/レッドモデルだ

鮮やかなレッドが特徴的な内部。裏配線に適した構造になっている

冷却ファンは、フロント/トップ/リアに装着可能。標準で12cmファン×3個が搭載されているが、フロント/トップは28cmサイズのラジエータにも対応している。サイドパネルが曲面のため、ケーブル収納スペースは広くて作業しやすい。ATX電源と拡張カードは最長363mmまでサポートしている。

フロントには大型のダストフィルタを装備。ラジエータにも対応する

ATX電源と拡張カードの搭載スペースは広い。ハイエンド構成が可能だ