音楽の聴き方が変化してきたこともあり、15年間守ってきた音楽ファイルを、先日思い切って、すべて消してみた。手元のMacのディスク容量が不足してきたため、100GBあまりのiTunesフォルダを一掃したのである。ちなみに、音楽データは消えても、前述の再生回数などのデータは削除されなかった。

一応、筆者もその機能を理解した上で、それでも心配で踏み切れなかったことではあるが、ディスク容量の限界が迫りくる状況で、一線を越え、データ自体をクラウドに任せたのである。ひとまず現状、問題はない。とはいえ、ファイルの削除が伴うため、読者の皆様が行う場合には、自己責任でお願いしたい。

一応、Office 365アカウントについてくる1TBのOneDriveに、iTunes Storeに取り扱いがなさそうな音楽ファイルはバックアップしてある。クラウドストレージの容量に余裕がある方は、そちらも試しておくことをおすすめする。

Apple Musicのユーザー、もしくはiTunes Matchを契約していると、ユーザーのiTunesライブラリ内、すなわち手元にある音楽ファイルは、iTunesと照合され、カタログにないものはアップロード、カタログにあるものは契約期間中は自由に再ダウンロード可能になる。これらの楽曲はストリーミング再生も行える。

ちなみに、iTunes Matchが別料金なのは、この再ダウンロードする音楽ファイルについて、Apple MusicやiTunes Matchの契約解除後でも再生可能にするオプションが存在するからだ。

もちろん、WAVEやAppleロスレスなど、再ダウンロード可能なAAC 256kbpsの音質より高くリッピングしていたファイルについては、音質が劣化する点を留意しておきたい。ただ、2001年ごろに筆者がリッピングしたのは、ほとんどがMP3 160kbps、頑張ってMP3 320kbps程度だったので、さほど気にする必要がないだろう。

ファイルの削除は、MacのiTunes上から行った。ライブラリ全体の音楽をcommand+Aで選択し、deleteキーを押す。すると、「この曲を削除してよろしいですか?」という確認が表示されるので、「ダウンロードしたものを削除」をクリックする。すると、iCloudミュージックライブラリにファイルが保存された状態で、iTunes上のファイルが削除される。

iCloudミュージックライブラリ・iTunes Matchでアップロードされるのは、iTunes Store購入分を除く10万曲で、1曲あたり200MB以下、再生時間2時間以内という制限が課せられる。また、より高品質な音楽はAAC 256kbpsに変換されてアップロードされ、品質基準以下のファイルはアップロードされない。

アップロードされないファイルを削除すると復旧できないため注意が必要だ。アップロードされたかどうかは、iTunesのマイミュージックのリストのクラウドのマークを確認するとよいだろう。