パーツの交換もしてもらえることに

いよいよ、筆者が気にしていた、ふだん目に触れない部分の清掃だ。思ったとおり、開けてみるとホコリが目につく。驚いたのは、ホコリやニオイを検知するセンサー部分に、けっこうな量のホコリが付着していたこと。清掃してくれたスタッフは、「おそらく外側から掃除している際に、中にホコリを押し込んでしまったのでは」と分析。空気清浄機が部屋の空気状況に合わせて的確に運転するために重要なパーツなので、ここも新しいものへ交換してもらった。ユーザーの不注意や故意で故障させてしまった場合は例外となるが、こうした保守の費用もメンテナンス料金に含まれているのは良心的だ。

むき出しになった状態。業務用クリーナーやエアダスターなどを駆使して、ていねいに汚れを取り除く。吸い込んだ空気に含まれたゴミをマイナス帯電させるためのイオナイザーは、なんとなくデリケートそうで手を出しにくい。案の定汚れているうえ、一部欠損していたので、修繕してもらった

センサーの穴にホコリが詰まっていたのが発覚。たまに外側から掃除しているが、知らないうちに中に押し込んでしまっていたのかもしれない。このまま放置しておけば誤作動の原因につながる。今回は新しいものに交換してもらった。3年以上使っているだけに、ファンの内側にもうっすらとススのような汚れが……

空気を吸い込むために風を起こすファンのすき間には、ススのような微粒子も……。フィルターでろ過されているとはいえ、3年以上使っていると、取りきれないものがこうしてたまっていってしまうのだろう。

やっぱり空気清浄機も掃除するべき!

このように、ユーザー自身では難しい箇所まで念入りに清掃をしてくれるサービスがあるメーカーは珍しい。ブルーエアの製品は本体購入時の価格も、ランニングコストも高いが、きょう体にスチールを使用していることなども含めて、長期間使い続けることを前提に販売されているのだ。

今回の分解結果を見てもわかるとおり、空気清浄機は使い続けただけ内側までかなり汚れている。ブルーエア製品に限らず、ユーザー自身による定期的なメンテナンスはどんな空気清浄機でも不可欠だ。すでに設置している人は、自宅の空気清浄機を点検し、正しい手入れ方法でキレイにしたほうが安心して長く使える。これから導入を考えている人は、メンテナンス方法や製品寿命なども考慮して、自分に合った空気清浄機を選んでほしい。