セパレート型の2-in-1の場合、タブレット本体にプロセッサやストレージ、バッテリなどを納める必要があるため、一般的なノートに比べてPCとしての基本性能が抑えられがち。CPUもCoreシリーズではなく、より省電力なAtomなどが採用されることもある。その点、本機はCPUにCore m3-6Y30(0.9GHz)を採用しており、タブレットとしてはパフォーマンスが高め。実際のところ、どれくらいの性能を持っているのだろうか? そこでいくつかベンチマークを実行して試用機の性能を測ってみることにした。

まず、Windows 10のシステム評価ツール「WinSAT.exe」では、次のような結果になった。

Windowsシステム評価ツールの結果(Windowsエクスペリエンスインデックス)

プロセッサ 6.9
メモリ (5.9)
グラフィックス 4.6
ゲーム用グラフィックス (9.9)
プライマリハードディスク 6.55

「WinSAT.exe」の結果

結果を見てわかるように、グラフィックスのスコアは低めだが、プロセッサはタブレットとしては高めの数値が出ている。またディスクは最近のノートPCに搭載されているSSDほどではないものの、HDDに比べるとスコアがかなり良く、一般的なeMMCと同等か少し良い程度。なお、64bit版のWindows 10でメモリが4GB未満の場合、メモリのスコアは元の性能が良くても5.9になってしまうため参考値として記した。また、ゲーム用グラフィックスのスコアが9.9になっているが、計測不可という意味であり、実際の性能を示すものではないので注意してほしい。

次に、総合ベンチマークソフトPCMARK 8 Basic Editionを実行した。

PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0の結果

HOME Score 2324
Test duration 39min 25s
Web Browsing - JunglePin 0.39994s
Web Browsing - Amazonia 0.16386s
Writing 5.10364s
Casual Gaming 14.19fps
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 30.01fps
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 112.00000ms
Advanced Photo Editing part 1 0.41646s

「PCMARK 8 HOME ACCELERATED」のベンチマーク結果

CPUにAtom x7-Z8700プロセッサを採用したWindowsタブレットと比べると、パフォーマンスが高めの結果になっている。特にWebブラウジングやWritingのスコアが良くなっているようなので、日常的な作業でもその差を実感できそうだ。

続いて、3DMARKも試してみたところ、高性能PC向けの「FIRE STRIKE」が391、ミドルレンジPC向けの「SKY DIVER」が1736、普及帯PC向けの「CLOUD GATE」が3079、モバイルデバイス向けの「ICE STORM」が30283となった。Core m3-6Y30の内蔵GPUであるIntel HD Graphics 515の性能を考えるともう少しスコアが伸びてもいいような気がするが、タブレットとしての3D描画性能はなかなか良好だと言えるだろう。

「3DMARK」のベンチマーク結果

次に、「CrystalDiskMark」でストレージ性能を計測してみたところ、下図のようになった。シーケンシャルリードが150MB/sを超えており、SSDほどではないが一般的なHDDよりはかなり速い。OSの起動時などに影響する4Kランダムリード/ライトのスコアはHDDに比べると格段によく、実際にOSやアプリの起動、タスクの切り替えなどは快適だった。

「CrystalDiskMark」のベンチマーク結果

ゲーム系の「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」では次の結果になった。

■「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」ベンチマーク結果
グラフィック設定 1,280×720ドット 1,920×1080ドット
低品質 4065(普通) 2298(やや重い)
標準品質 3394(普通) 1792(重い)
最高品質 2682(やや重い) 1322(重い)

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト スコア」の結果

結果を見ると、ある程度グラフィックス性能を要求されるゲームでも解像度や画質を欲張らなければ、そこそこ遊べるくらいのパフォーマンスはあると言えるだろう。