Windows 10 Mobileの初期設定

それではWindows 10 Mobileのセットアップを行っていこう。電源ボタンを長押ししてQ501Aを起動すると、MADOSMAロゴ、Windowsロゴが順に現れ、「ようこそ」画面となる。ここで使用する言語を選択すると、一度再起動が促される。再起動が完了すると「おかえりなさい」画面になり、本格的なセットアップがスタートする。

初めに「ようこそ」画面で、使用する言語を選択

使用する言語を選択すると、一度端末が再起動される

ライセンス条項へ同意すると、ネットワークの選択画面へと移る。とはいえ設定は簡単だ。国内の代表的なAPN構成プロファイルが初めから多数登録されているので、Q501Aに挿入したSIMカードの通信業者を選択すれば設定は完了。今回はIIJmioのSIMカードを利用したが、とくに追加で入力する項目はなかった。SIMカードの設定が終了し、タイムゾーンを選択したら、続いてWi-Fiの設定画面に移る。Q501AはIEEE802.11b/g/nの無線LANに対応しており、設定画面にアクセスポイントが表示されるので、接続したいWi-Fiネットワークを選択し、パスワードを入力しよう。Wi-Fiの設定は、スキップして後で設定してもよい。

使用するネットワークを一覧から選択すればSIMカードの設定は完了

Wi-Fiネットワークの選択画面

2015年12月末時点でQ501Aに用意されていたAPN構成プロファイルの一覧

続いて、各種設定のカスタマイズ。推奨設定にすることで終わらせることもできるが、Microsoftへの情報送信などの項目を含むため、一度は“カスタマイズ”から全体に目を通しておきたい。ついで、サービスの同期設定に移る。Windows 10 Mobileの各種機能を利用するためにはMicrosoftアカウントが必須となるため、ここで新規作成か、既存のIDでサインインする。すでにWindows 10 Mobileを同じIDで利用している場合は、別の端末と同じ設定を簡単に復元できる。

各種設定画面。推奨設定を選ぶとすべてのチェックが入った状態で進行する

カスタマイズを押すとMicrosoftへの情報送信の許可などの細かな設定が可能

Microsoftアカウントの設定画面。Microsoftの各種アプリや電話のバックアップに利用される

すでにWindows 10 Mobileを利用していた場合は、データの復元を行うこともできる

最後に、Microsoftのクラウドストレージ「OneDrive」、音声アシスタント「Cortana」のセットアップをすると、そのほかのインストール済みアプリに関する自動設定がスタート。しばらく待つと、ついにWindows 10 Mobileが起動する。

Microsoftアカウントを利用してクラウドストレージ「OneDrive」を設定

Microsoftの音声アシスタント「Cortana」。音声で動作を指示したり、情報を検索したりできる

各種アプリの設定が終了すると、セットアップは完了。Winodws 10 Mobileが起動する

初回起動時のWindows 10 Mobile。タイル状にアプリが配置されたホーム画面が特徴的だ