2万6,800円という価格ながらもクアッドコアを搭載

「MADOSMA Q501A」に搭載されているプロセッサーはクアッドコアのSnapdragon 410「MSM8916」、動作クロックは最大1.2GHzとなる。メインメモリは1GB。Windows Phoneは全体的にメモリ容量が少なめでも快適に動作するが、最近のスマートフォンに比べるとやはり物足りなく感じる。内蔵ストレージは8GBだが、最大64GBのmicro SDカードを搭載できるため、後から補えるだろう。スペック面ではハイエンド端末に及ばないものの、直販参考価格(税込)が従来の33,800円から26,800円へとさらに下げられた点を踏まえると、コストパフォーマンスは上々だ。

「MADOSMA Q501A」スペック
型番 MADOSMA Q501A-WH
カラー パールホワイト
OS Windows 10 Mobile
液晶 約5.0インチIPS方式タッチディスプレイ (静電容量方式)
解像度 1,280×720ドット
プロセッサー MSM8916(クアッドコア/1.2GHz)
メモリ 1GB(メインメモリ)/8GB(フラッシュメモリ)
外部メモリ micro SD/SDHC/SDXC(最大64GB/16GB同梱)
メインカメラ 800万画素(オートフォーカス/LEDフラッシュ)
サブカメラ 200万画素
センサー 近接/光/加速度/電子コンパス
GPS GPS/A-GPS
SIMスロット microSIM
3G/W-CDMA B1(2100MHz)/B8(900MHz)/B19(800MHz、B6を含む)
4G/LTE(Cat.4) B1(2100MHz)/B3(1800MHz)/B19(800MHz)
無線LAN IEEE802.11b/g/n
Bluetooth V4.0+EDR(プロファイルはA2DP)
サイズ W142.8×H70.4×D8.4mm
重量 125g(付属品含まず)
バッテリ容量 2,300mAh
販売価格 オープン(実勢税込価格: 26,800円)

シンプルながら必要十分なインタフェース

続いて、インタフェースを確認しよう。本体上部には、充電やデータ転送に利用するmicroUSBコネクタとイヤホンジャックを搭載している。できれば採用が増えているUSB Type-Cコネクタを望みたいところだが、ハードウェアは従来同様となるため、致し方ないところだろう。右側面には電源ボタン、左側面には音量調節ボタンを備えており、塗装はパールホワイトだ。カメラは、約800万画素のメイン、約200万画素のサブの2つ。本体下部には内蔵マイクが、さらに背面には大きめのスピーカーを内蔵。本体右下に、背面カバーを取り外すための切り欠きを備える。

本体上部にはmicroUSBコネクタとイヤホンジャック。左側面に電源ボタンを備える

左側面には音量調節ボタンを搭載。ボタン形状はアップ/ダウンごとに分かれていない一体型だ

本体下部には通話用のマイク。さらに背面には大型のスピーカーを内蔵している

背面カバーを開くために設けられた本体右下の切り欠き。ここにツメをかけてカバー全体を取り外せる

カバーを外してバッテリ交換も可能

切り欠きにツメをかけると、パールホワイトのカバー全体がパカッと外れ、バッテリやmicroSIMカードスロット、microSDカードスロットにアクセスできる。左側の横向きに配置された端子がmicroSIM、右の縦向きの端子がmicroSDとなる。挿入型のスロットではなく、金属製のカバーをスライドさせて端子上にカードを置き、再びカバーを閉じるという方式で接続を行う。昨今主流となっているnanoSIMではない点は留意しておきたい。対応する4G/LTEバンドの周波数帯はB1(2100MHz)、B8(900MHz)、B19(800MHz、B6含む)となっており、NTTドコモの主だった周波数を押さえているため、多くの格安SIMが利用できるだろう。

パールホワイトのカバーを取り外し、SIMカードやSDカード、バッテリなどを取り付けたところ

カードの取り付けは、金属製のカバーをスライドさせて開き、端子上にカードをおいてから再度閉じるという方式

付属のバッテリ。容量は2,300mAhとなり、公証連続通話時間は9時間、充電時間は3時間とされている