東芝は1月13日、メガネ型ウェアラブル端末「Wearvue(ウェアビュー) TG-1」を発表した。業務支援ツールとして企業向けに展開する予定で、出荷開始は2月29日。

Wearvue(ウェアビュー) TG-1

1.25m先にさまざまな情報が表示されるシースルー型のデバイス。作業手順やチェックリストを右目のレンズ越しに表示し、インフラの保守管理や工場・倉庫内での作業などをサポートする。そのほか、観劇やスポーツ観戦での使用も想定。接客業務でも利用できるよう、メガネとしての自然なデザインを追求した。

投影部を側面後方部に配置する光学シースルー型バーチャルイメージ方式を採用。これにより、広い視野を確保する。入力解像度は1,280×720ドットだが、光学補正によって表示される画像はアスペクト比1:1になる。顔の形状や眼間距離によって投影角度を調整できるPA(パーソナルアジャスター)機構を持つ。

二股に分かれたケーブルを投影部に装備。ケーブルの一方は電源供給用のUSBコネクタ、もう一方は映像入力用のHDMIコネクタになっている。いずれもWindows端末に接続して使用。USBコネクタはモバイルバッテリーなどに接続しても使える。なお、Windowsで動作するアプリケーション開発に必要なSDKは、2月29日から無償でダウンロード提供する。

装着イメージ

サイズはW167.9×D162.5×H38mm、ケーブルを除いた重量は約50g。画角は水平 / 垂直いずれも約9度。表示色は約26万色。投影部の出力輝度は最大で500nit。