キーボードは一般的な6列配列で、キー配列も標準的である。「ほ」や「へ」、「¥」などのキーピッチが狭くなっていることと、矢印キーの高さが他キーの半分程度しかないことがやや気になった。キータッチは良好で、剛性感も十分だ。主要キーのキーピッチは19mmで、キーストロークは1.3mmと、男性でもタイピングのしにくさは感じない。キーボードバックライトも搭載されており、飛行機の機内など暗い場所でもミスタイプを減らせる。

ポインティングデバイスは一般的なタッチパッドだが、Widnows 10の高精度タッチパッド対応であり、ジェスチャー操作なども可能だ。タッチパッドはわずかに押し込めるようになっており、快適にクリックやドラッグ&ドロップなどの操作が行えた。

キー配列は標準的だが、「ほ」や「へ」、「¥」などのキーピッチは狭い。また、矢印キーの高さが他のキーの半分程度しかないことが気になる

キーボードにはバックライトが搭載されており、暗い場所でも快適にタイピングが可能だ

New XPS 15は、インタフェースも先進的だ。最新のUSB Type-Cポート(USB 3.1 / Thunerbolt 3)を搭載するほか、USB 3.0×2(うち1つは電源オフでも給電が可能)、HDMI出力、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロット、ヘッドセット端子を備える。New XPS 13と比べると、HDMI出力が追加されている。

USB 3.1やThunderbolt 3は、まだ対応機器が少ないが、転送速度が高速なことが利点だ。近日発売予定の「Dell Thunderbolt Dock」を利用すれば、Thunderbolt 3ケーブルを接続するだけで最大3台のフルHDディスプレイまたは2台の4Kディスプレイを利用できるようになる。New XPS 13と同じく、SD/SDHC/SDXCメモリーカードは本体のスロットにすべては収まらず、一部が外にはみ出すようになっているが、基本的に持ち歩くための製品ではないので、そう気にする必要はない。

前面と背面

左側面には、USB 3.0、HDMI出力、USB Type-Cポート(USB 3.1 / Thunerbolt 3)、ヘッドセット端子が用意されている。横から見るとくさび形をしたシャーブなデザイン

右側面には、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロット、USB 3.0、バッテリ充電ステータスLED、バッテリ充電ステータスボタンが用意されている。SDカードはSDカードスロットから少しはみ出す