メガネスーパーは12月28日、メガネ型ウェアラブル端末のプロトタイプ「b.g.(ビージー)」を発表した。BtoC領域に先がけて、倉庫・物流センターといったBtoB領域で展開する。メインコンセプトは「視覚拡張」で、「見え心地」や「掛け心地」にこだわっていると謳う。価格は未定だ。

b.g.プロトタイプ

9月に開発発表した製品。「b.g.」という製品名は「beyond glasses(メガネを超えるメガネ)」に由来する。両眼視を前提とした設計になっており、1,024×768ドット・ノンシースルータイプのディスプレイを2つ搭載。1m先に15型相当の画面サイズで映像を表示する。人によって瞳の位置が異なることを考慮し、ディスプレイ位置は調整可能だ。着用時の前後左右のバランスを追求し、快適な掛け心地を実現したという。

b.g.と、スマートフォンなど入力デバイスは、有線もしくはWi-Fi、Bluetoothのいずれかで接続できる。メガネ部分とデバイス部分は着脱可能だ。液晶パネルは0.5型ワイド(10.7:7.8)、画角は50度、約1,677万色を再現できる。内蔵バッテリー容量は800mAhで、駆動時間は動画ファイル連続再生時で約2.5時間だ。重量は90g。

BtoC領域での展開については、2015年12月現在では未定。また、度付きレンズへの対応については詳細が決まり次第案内する。