Microchip Technologyは12月14日、組み込みミドルウェアおよびオペレーティングシステム開発者に向けたMPLAB Harmonyエコシステムプログラムを発表した。

MPLAB Harmonyは、同社およびサードパーティのミドルウェア、ドライバ、ライブラリ、リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)のライセンシング、リセール、サポートを統合した包括的な32ビットマイクロコントローラ向けファームウェア開発フレームワーク。同社が無償で提供しているMPLAB Harmony ConfiguratorとMPLAB XC32コンパイラv1.40でサポートされており、これらのツールはすべて同社のMPLAB X統合開発環境(IDE)で動作し、いずれも無償でダウンロード可能。また、MPLAB HarmonyとPIC32をサポートする低コストの各種開発ボードも提供している。MPLAB Harmonyはすでに提供中であり、基本フレームワークは無償。

今回発表されたMPLAB Harmonyエコシステムプログラムはこのフレームワークをもとにしたもので、同プログラムによるオープンかつ体系的な方法で、互換性認証の「Harmony Compatible」を取得することができる。ソフトウェアの開発にあたってこのエコシステムを活用することで、リスクと総コストを低減、開発期間を短縮、さらにPIC32 MPLAB Harmonyのユーザベースを活用することが可能となる。

MPLAB Harmony 統合ソフトウェア フレームワーク