パナソニックは12月1日、窓上など省スペースで設置できるルームエアコン「SXシリーズ」の2016年度モデルを発表した。発売は2016年1月下旬で、価格はオープン。推定市場価格(税別)は適用畳数(冷暖房定格能力)によって異なり、210,000円前後から280,000円前後。

SXシリーズ 2016年度モデル

SXシリーズはパナソニックのルームエアコンの中で「コンパクトを極めた高性能モデル」と位置付けられる。高い暖房性能と省エネ性能を備えながら、窓の上など省スペースで設置できるのが特徴だ。

昨今のエアコンでは、省エネ意識の高まりを受けて熱交換器が大型化してきており、室内機のサイズは年々大きくなるという傾向にある。一方で、背の高い窓(ハイサッシ)が採用された部屋などでは、エアコンの設置スペースが確保しづらく、設置できないケースも増えてきた。

SXシリーズはこうした背景を受けて室内機の小型化を図ったモデルだ。Xシリーズの室内機で開発した流線型の「グラン・エアフォルム」を採用し、2015年発売のXシリーズより高さが46mm低い249mmを実現した。

Xシリーズにも搭載する高効率なハイブリッド熱交換器を採用したほか、大型化したフラップとファンにより、暖房時約55℃の高温風を実現。足もとにも35℃の温風を届けられる。「ひと・ものセンサー」と「日射センサー」によって運転を自動制御する「エコナビ」にも対応する。

独自の「ナノイー」も搭載し、カビが発生しやすい環境になると自動で室内機内部を高温加熱・乾燥させる「カビみはり」機能も採用。室内機を清潔に保つ。

設置イメージ

本体サイズは室内機がW790×D355×H249mm、室外機の2.8kWクラス以下がW780×D289×H540mm、4.0kWクラスと5.6kWクラスがW799×D299×H619mm。推定市場価格(税別)は、単相100Vの冷房時おもに6畳用「CS-SX226C」が210,000円前後、8畳用「CS-SX256C」が220,000円前後、10畳用「CS-SX286C」が230,000円前後。単相200Vの14畳用「CS-SX406C2」が250,000円前後、18畳用「CS-SX566C2」が280,000円前後。