原稿執筆時点(2015年11月25日)で、プライム・ビデオには1,858作品が登録されている。Fire HD 10でのプライム・ビデオ利用でちょっと気になるのが、作品を少々検索しにくい点だ。

まず「ビデオ」アプリでは作品のタイトル画像が表示されるのだが、1画面に表示されるのはせいぜい十数点ほど。カテゴリを切り替えれば作品数を絞れ、タイトルや監督、出演俳優の名前から作品を検索できるのは便利だが、それでも検索のためのスワイプ操作を何度も繰り返すことになる。

Fire HD 10は解像度が1,280×800ドットとあまり高くないため仕方がなく、スワイプ操作でサクサクとスクロールできるので操作はそれほど苦でもないのだが、1画面あたりの表示個数がもっと多くなれば、検索がより楽になるに違いない。画像から観たかった作品を思い出すことも多いので、このあたりはぜひ改善していただきたいところだ。

一度に表示される画像の数は画面の向きで変わるものの、それほど多くはない

作品タイトルや監督名、キャスト名などでテキスト検索が可能。予測変換も行なわれるので、スムーズに入力できる

作品の概要が表示されるため、1画面あたりに表示されるタイトル数は意外に少ない

あくまでも筆者個人の感想ではあるが、Fire HD 10で作品をスピィーディーに検索するのは難しい。そこでおすすめしたいのが、PCのブラウザから観たい作品をウオッチリストに登録しておく方法だ。Fire HD 10で映画やテレビ番組を視聴するためにPCを利用するのは本末転倒な気もするが、作業の空き時間を利用すれば比較的効率的で、サクサクと快適にチェックできる。

ブラウザーでプライム・ビデオの作品を表示してから、観たい作品をウオッチリストに追加しておく。画像はフルHDの全画面表示で、ブラウザの表示倍率を75%に調整した状態

カテゴリが常時表示されているので、アプリのようにわざわざメニューを表示する手間もない

ウオッチリストに追加した作品は、Fire HD 10側にも反映される