ソニーは11月6日、4,240万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「RX1R II」を国内向けに発表した。型番は「DSC-RX1RM2」。12月中旬の発売を予定している。価格はオープンで、市場想定価格は税別430,000円前後。

RX1R II

RX1R IIは同社のCyber-shotシリーズに属する高級コンパクト機。海外向けには10月14日に発表していた新機種だ。2012年発売のRX1、2013年発売のRX1Rと同様に35mmフルサイズのCMOSセンサーを搭載しているが、RX1R IIでは最新の裏面照射型「Exmor R」センサーに進化。有効画素数は先代2機種の2,430万画素に対して、RX1R IIでは4,240万画素と大幅にアップした。

AFシステムにはミラーレス一眼「α7R II」と同様の「ファストハイブリッドAF」を採用。399点の像面位相差AFポイントと25点のコントラストAFポイントにより、AFスピードは初代RX1に比べ30%向上している。また、コンティニュアスAFモード「AF-C」を用意しており、AF追従しながら最高5コマの連写を可能としている。

ミラーレス一眼の最上位モデル「α7R II」と同じ裏面照射型のCMOSセンサーを搭載。ISO102400の高感度撮影、従来比3.5倍の読み出し性能を実現している

世界で初めて、光学式可変ローパスフィルターを搭載したことも大きな特徴だ。カメラの設定でローパスフィルターの効果を、オフ/標準/強の3段階に切り替えられる。また、電子ビューファインダー(EVF)を新搭載。約240万ドットの有機ELパネルを使い、ワンタッチで本体からポップアップする設計となっている。

世界初の光学式可変ローパスフィルター。3段階の効果設定を用意しており、ブラケット撮影も行える

光学式可変ローパスフィルターの解説。2枚のフィルターの間に液晶層を挟み込み、液晶への電圧を変化させることで効果を調整する

ポップアップ式のEVFを搭載。アイピースカップも標準で付属する。接眼レンズはすべてガラス製。ZEISS T*コーティングにより、映り込みを大幅に低減している

レンズは先代2機種と同じく、35mm単焦点で絞り開放F2の「ZEISS Sonnar T* 35mm F2」。画像処理エンジンには「BIONZ X」を搭載している。感度は標準でISO100~25600、拡張でISO50~102400まで対応するほか、14bitの非圧縮RAW出力を可能としている。

背面の液晶モニターは3型・約120万ドットで、WhiteMagicと名付けられたもの。上方向に109度、下方向に41度のチルトを新たに可能とした。通信機能はWi-FiとNFCを備え、PlayMemories Camera Appsも利用できる。動画はフルHD・1920×1080ドット、60p/30p/24p、最高50Mbps・XAVC S形式での撮影をサポートする。

本体サイズはW113.3×H65.4×D72.0mm、重量は約507g(バッテリーとメモリーカード含む)。バッテリーパックはNP-BX1で、背面モニター使用時で最大220枚、EVF使用時で最大200枚の撮影が可能だ。

天面、側面、背面など

以下、作例5点。クリックで拡大した後、原寸大画像を表示可能

アクセサリー類も充実。本革製のジャケットケースは、税別26,000円。ボディケースを装着したまま、バッテリーやメモリーカードの交換が可能だ

中央がRX1R II、左がα7R II、右がRX1R