最後の予選はBMX STREET。日本、イギリス、オーストラリア、アメリカから各国3人が出場、トーナメントを10分間のジャムセッションで戦う。判断基準は、タフさ・難易度・メイク率・スタイル・オーディエンスからの反応と、他の競技と同様だが、3人の総合計点であるところがポイントだ。

アメリカ vs オーストラリア

日本 vs イギリス

第一戦は、アメリカvsオーストラリア。とにかく活躍していたのがアメリカのポール・ハート。ステアやレールなどを攻め、アピール力の高い大技で大きな歓声を受けていた。また、オーストラリアのディーン・パルマーも団体戦ながら目を惹く技で印象を強めていたが、判定はアメリカの勝利となった。

第二戦は、日本vsイギリス。イギリス勢も丁寧な技やスピード感あふれる技を見せてくれたが、やはり注目を惹いたのは日本チームだろう。REAL TOUGHNESSではおなじみの瀬尻稜や阿部涼太、14歳の新世代ライダー・池慧野巨 (イケ・ケヤキ)、全員が活躍。小柄な体型を存分にいかして技に挑んだ池のアグレッシヴさは、予選から観客の大歓声を受けていた。その結果、日本が勝利しアメリカvs日本の決勝が決まった。

その後は、スノーボーダーを追った映像制作集団STONPによる「STONP OR DIE FILM PRESENTATION」、アート集団POW! WOW! JAPANによる「POW! WOW! JAPAN ART PROJECT」の解説など、映像やアート活動の紹介、大学のブレイクダンスチーム日本一を決める「KING OF COLLEGE」などが行われた前半戦。ストリートカルチャーを総合的に捉えるという意味でも、REAL TOUGHNESSの新章突入を実感したブロックだった。