レノボ・ジャパンは27日、プロジェクタを内蔵した10.1型Androidタブレット「YOGA Tab 3 Pro」を日本国内で販売すると発表した。Wi-FiモデルとLTEモデルを用意。いずれも11月上旬に発売し、店頭予想価格はWi-Fiモデルが65,800円前後、LTEモデルが70,800円前後。

YOGA Tab 3 Pro

「YOGA Tab」シリーズは、本体の一辺に備えたグリップの形状を生かして、手に持って操作する「ホールドモード」、背面のキックスタンドを利用した「スタンドモード」、壁などに掛けて使う「ハングモード」、机の上などで操作しやすい「チルトモード」という4つモードで利用できるタブレット。

「YOGA Tab 3 Pro」では、本体に内蔵したプロジェクタが前世代モデルから大きく進化。従来は2mの距離から50型の投影が可能だったところを70型に、明るさは40%増の50ルーメンに強化された。

また、これまでは本体グリップの側面から投写していたが、「YOGA Tab 3 Pro」ではスタンドを利用した回転機構を搭載し、プロジェクタの角度を180度まで調節できるようになった。さらに本体前面にJBL製スピーカー4基を搭載するほか、Dolby Atmosに対応する。

新モデルではグリップ部分にプロジェクタを配置。180度まで角度の調整が可能に

従来はグリップの側面からの投写で角度の調整などがしにくかった

主な仕様は、CPUはIntel Atom x5-Z8500、メモリは2GB。ストレージは32GB、ディスプレイは10.1型WQXGA(2,560×1,600ドット)IPS液晶、OSがAndroid 5.1(Lolipop)。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0。カメラは前面が500万画素、背面が1,300万画素。このほかインタフェースはMicro USB(OTG対応)×1、MicroSDスロット、マイク/イヤホン端子など。バッテリー容量は10,200mAhで、駆動時間は最大約18時間。

LTE対応モデルでの対応バンドは、FDD LTEがBand 1/3/5/8/9/18/19/21/26/28、TDD LTEがBnad 41。

本体サイズはW247×D179×H4.68mm、重量は約665g。IPX1相当の防滴機能を備える。