映像とニコン

我々がもっとも馴染み深い、カメラやレンズメーカーとしてのニコンの足跡をプレゼンテーションするエリア。ニコン初のカメラ「ニコンI型」や初の一眼レフ「ニコンF」から最新のデジタル一眼レフまで、約450台を一挙に展示。その数も圧巻ながら、スペースシャトルに搭載されたモデル「ニコンF3 NASA」をはじめとするレアアイテムや珍品レンズもさりげなく展示されており、ここだけ眺めていても見飽きることがない。

双眼鏡コーナーには、ニコン最初の製品である「天佑(てんゆう)号」(1918年)も展示されている。

見よ、このスペースにこの台数!

【左】ジウジアーロが製作した「D3」のデザイン検討用モックアップ(左)と、カットモデル(中央)。【右】「COOLPIX 900」(1998年)は、レンズが回転するスイバルデザイン。当時、デジタルカメラのスタンダードともいえるデザインだった

【左】後ろの2台は、スペースシャトルに搭載された「ニコンF3 NASA」。【右】ニコンI型やニコンFも展示。下段中央のフラッシュユニットが懐かしい

【左】超貴重なニコンIの開発試作! 【右】「ハンザキヤノン」というカメラは、キヤノン(当時は精機光学)製品でありながら、ニコンのレンズを使用。レンズキャップにはキヤノンのロゴ

【左】未来的にディスプレイされたFマウントレンズ。【右】世界で初めて実用化されたAFレンズ「AF-Nikkor 80mm f/4.5」

【左】写真の中央に見える魚眼レンズは撮影画角220度を誇る「Fisheye-Nikkor 6mm f/2.8 220」。1972年製で受注生産。当時の価格で60万円もした。説明員によれば、現在、中古で500万円以上はするとか……。【右】横から見るとこんな感じ。学術用、工業用途目的に開発された

【左】世界一長い望遠ズームレンズ「AI Zoom-Nikkor 1200-1700 f/5.6-8P IF-ED」。【右】室内のスポーツ撮影などに威力を発揮した「AI Nikkor300mm f/2S IF-ED」

【左】双眼鏡の歴史コーナー。1918年の部分に飾られているのは、ニコン初の製品となった「天佑号」