3軸ジンバルで手ブレ知らず!?

DJIブース。中央がデモフライトスペースとなっていた

10月7日から10日まで、千葉県・幕張メッセで開催している最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2015」。DJIブースでは、4K/30pでの記録に対応したドローン「Phantom 3」や「Inspire 1」といった、おなじみの製品に加え、新製品も展示・紹介されていた。ブース中央にはデモのためにフライトスペースも用意。CEATEC 2015の3日目に発表された3軸ジンバル搭載手持ち型カメラ「Osmo(オズモ)」もいち早く展示されており、自由に手にとることができた。

「Osmo」をいち早く展示。有効1,240万画素の1/2.3型CMOSセンサーを搭載したカメラ「ZENMUSE X3」に、3軸ジンバルを搭載するグリップ部分を合わせたもの。ZENMUSEシリーズのカメラに互換性があるうえ、グリップのみでも購入できる。バッテリーで約1時間の動作が可能。自動で360度回転するパノラマ撮影や、三脚なしの長時間露光もOK

デモフライトスペースの周りには、おなじみのPhantom 3(左)やInspire 1(右)が多数展示されていた

マイクロフォーサーズ機「ZENMUSE X5」も

プレゼンの内容はDJI自体と新製品の紹介。新製品としては、安定飛行技術に特化し、利用シーンに応じてカスタマイズできる「MATRICE 100」、軽量ながら4K/30pでの記録に対応し、マイクロフォーサーズのレンズマウントを備えるカメラ「ZENMUSE X5」などについて説明があった。

【左】MATRICE 100。強い横風でも安定する性能を持つ。ニーズに応じたカスタマイズを前提としている。【右】拡張ベイを用意しており、これらにDJIや他社のモジュールを追加して利用するイメージだ

【左】MATRICE 100のベース部分。単に「飛ぶだけのユニット」という風情。【右】開発支援の基金も設立したとのこと

オプションのDJI Guidance Systemを取り付けたMATRICE 100。ステレオカメラと超音波センサーで近接物がある事をオペレーターに知らせる。【右】モニター画面。モニターカメラでは把握できない範囲の異物を確認することで、飛行の安全性を高める

【左】ZENMUSE X5は600gを切る軽量な4Kカメラ。【右】4K RAW動画を撮影できるX5R

【左】1,600万画素のマイクロフォーサーズ規格のCMOSセンサーを搭載。4K動画の撮影に対応しつつも、重さは3.5kgと軽くなっている。【右】3軸ハンドヘルドジンバルシステム「Ronin」。左に見えるリモコンでカメラアングルを変えられる。対応重量によって2モデル用意されている