背面のiSightカメラは従来の8メガピクセルから12メガピクセルへ

続いて、カメラの機能をチェックしていこう。背面のiSightカメラは従来の8メガピクセルから12メガピクセルになった。センサー内のピクセル一つひとつは、隣り合ったピクセルとの干渉を防ぐために設計し直されている。ノイズリダクションも強化され、よりクリアな画質での撮影を行うことが可能となる。

FaceTime HDカメラはセルフィー用にRetina Flashというフラッシュ機能を新搭載

FaceTime HDカメラは1.5メガピクセルから5メガピクセルへと進化し、セルフィー用にRetina Flashというフラッシュ機能を搭載した。これはディスプレイ部が発光するというもので、クラブやバーなどの暗い場所で撮影するのに重宝する機能だ。

4Kで撮影した動画。データサイズは1分間でおよそ375MBとなる。今回は16/64/128GBのモデルが用意されているが、4K動画をたくさん撮りたいという向きには大容量のモデルをお勧めする

そして、動画は4Kでの撮影に対応した。3,480×2,160ピクセル/30fpsでのシューティングが可能で、iPhone 6s Plusにおいては光学式手ぶれ補正を搭載している。ディスプレイは4Kではないが、再生している動画をピンチイン/アウトで拡大縮小して、その映像のクォリティを体験できる。拡大した映像はポジションを任意の位置に移動することも可能だ。この機能を利用して、より広い光景で撮影した映像から拡大したスクリーンショットを作成するといったことが行えるだろう。

iPhone 6s Plusではタイムラプスでの光学手ぶれ補正に対応。ガタガタ揺れる田舎道を自動車で進みながらの撮影

なお、iPhone 6s Plusではタイムラプスでの光学手ぶれ補正に対応している。タイムラプスはフルHDとなるが、作例の通り、まるでステディカムを使って撮ったような仕上がりとなる。個人的には4Kよりこちらの方が驚いた。iPhone 6s Plusでは手ぶれしている映像を撮ることの方が難しいような気がしてくるレベルである。

スローモーションも相変わらず美しい