「ぜひとも家で試してほしい!」メントス×コークガイ初来日

日本でも売っているミントキャンディ「メントス」を、コーラのペットボトルに入れると中身が噴き出す「メントス×コーク」。これは数年前から知られているが、中でも有名な「EepyBird」の二人が初来日を果たし、ショーを見せてくれた。著書「Amazing Science -驚きのエンターテインメントサイエンス工作25」のPRで来日したと思うが、この本の翻訳版は日本語が初とのこと。

EepyBirdのスティーブン・ヴォルツ氏(左:元弁護士)と、フリッツ・グローブ氏(右:元ジャグラー)

著書「Amazing Science -驚きのエンターテインメントサイエンス工作25」をアピール。2015年5月に日本語版が発売された

今回のショーは、108本の2Lコーラが次々と噴き出すものだ(YouTubeの参考動画)。「メントス×コーク」のやり方も詳細に教えていた。

(メントス×コークのTips)
・2Lペットボトルのコーラにメントス×5個を一気に入れる。
・入れるために紙で筒を作って、これにトランプか名刺を当てておき、フタを開けたコーラの上に置いて一気に入れるとよい。
・「ゼロコーク」でなくてもよい。ショーでゼロコークを使ったのは、少し炭酸が強いのと、無糖でベトベトしないから。
・色々と実験した結果、もっとも噴き出しが強いのはシャンパン。
・重要なのは室温で温めておくこと。冷やしたものでは吹き出しが弱い。
・もっと重要なのは「家で実験してほしい」
・「家で」というのは、かつて「車の中で16歳の娘が実験した」と苦情が来た経験から。

日本では「食べ物をおもちゃにしない」ので、抵抗を感じる人も多いと思う。仮にやるとしたら、屋内で実験するとトンデモナイことになりそうなので、庭でやるのがよいだろう(公園でやるのも怒られそうだ)。

ショーに向けて出番を待つコーラたち。108本のコーラゼロと540個のメントスを使っている

ショーアップのために紐を引くと、一気に10本以上のコーラが噴き出す仕掛けもある。緑のテープで束ねてあるのはボトルが倒れないための配慮

ステージ前方は仕切られていて、お子さまゾーン兼スプラッシュゾーン。写真右にチラと見えている銀のシートは、スピーカーをコーラから守るためだ

ボトル上のキャップにメントスが仕込んであり、ピンを抜くとペットボトルに入っていく仕掛け。色の違いは、穴の向きや形を変えて、吹き出す方向が違うのを判断しやすくするため

メントス×コークの仕組みを説明するグローブ氏。一気に5個のメントスを入れることで勢いよく吹き出す

勢いを出すためには、室温でコーラを温めておくこと。写真右のコーラが炎天下に2時間ほど晒されていたもの、写真左が直前まで氷水で冷やしてあったもの。差は歴然!

ショー開始。音楽に合わせて次々とコーラが噴き出す

ショー終了。屋外でも結構コーラのにおいが漂う

スーベニアギフトとして、ショーで使ったコーラボトルをプレゼント中。ただし、温くて気が抜けていて、量が少なくてメントス入りだ

もらった人に見せていただいた。確かにメントスが入っている