仏パロット社は16日、MiniDronesシリーズ第2世代の新製品「Airborne」「Jumping」「Hydrofoil」を発表した。いずれもiOS/Androidを搭載したスマートフォン/タブレット端末で操縦が行える仕様。9月より順次発売が開始される。都内では16日、記者説明会が開催された。

パロットは16日、MiniDronesシリーズ第2世代の新製品「Airborne」「Jumping」「Hydrofoil」を発表した。発売時期は9月以降。写真はAirborne Nightの様子

パロットのドローンは陸、海、空の3タイプで展開

記者説明会にはParrot JPAC地域担当バイス・プレジデント兼マネージング・ディレクターのクリス・ロバート氏が登壇した。パロットが同日発表した製品は「新世代のネットワーク型ドローン」とされるもので、いずれも無料の操縦アプリ「FreeFlight 3」を通じて、スマートフォン/タブレット端末で操縦が行えるのが特長だ。MiniDronesシリーズは地上を走行するJumping、空を飛ぶAirborne、水上を走行するHydrofoilの3タイプで展開する。

パロットのクリス・ロバート氏が登壇して解説。MiniDronesシリーズは地上を走行するJumping、空を飛ぶAirborne、水上を走行するHydrofoilの3タイプで展開する

地上走行タイプのJumping

Jumpingは2つの大きな車輪を備える地上走行タイプ。スプリングマウントシステムを搭載しており、最大で約80cmの高さをジャンプすることができる。内蔵の広角カメラで撮影した映像はWi-Fiでつないだスマートフォン/タブレットに送信することが可能。ビデオ保存用に4GBのメモリも内蔵している。このほかマイクとスピーカーを内蔵、スマートフォン/タブレットを通じて音声のやりとりが行える。

31km/hの高速走行に対応した「Jumping Race」(写真左)。操縦アプリFreeFlight 3を立ち上げると、広角カメラによる映像が画面にライブストリーミングされる(写真右)

Jumpingシリーズには、時速31kmの高速走行に対応した「Jumping Race」、明るさを調整可能な高出力LEDを2個搭載した暗視対応の「Jumping Night」の2モデルを用意。バッテリー稼働時間は、いずれも20分。カラバリはJumping RaceがJett、Max、Tuk-Tukの3色、Jumping NightがDiesel、Buzz、Marshallの3色で展開する。メーカー希望小売価格はJumping Raceが26,800円(税別、以下同)、Jumping Nightが25,800円となっている。

明るさを調整可能な高出力LEDを2個搭載した暗視対応の「Jumping Night」。こちらのタイプは、最高速度が7km/hとなる