我が家の定番、コロッケパンはどう仕上がる?
コロッケを挟んで焼いたパンも作ってみた。これは公式のレシピには載っていないのだが、我が家ではカンタンにできるホットサンド風として人気のあるメニューだ。5枚切りまたは4枚切りのパンを半分に切ってから真ん中に切り込みを入れ、コロッケを挟んで焼く。こうすると、子どもが食べるのにちょうどいい量となる。
BALMUDA The Toasterで挑戦してみたところ、パンの部分はカフェで食べるようなホットサンドのように仕上がり、ふっくらしている。しかし、残念ながらコロッケ部分はポテトがスチームのせいで水を含んでしまい、ホクホクした感じが若干薄れてしまったように感じた。コロッケはあまり相性が良くないようなので、加熱したコロッケを後から挟むことをオススメする。
毎朝のトーストが感動のおいしさに
使っていて少々面倒だと感じたのは、5ccカップだ。1回焼くたびに5ccカップに水を入れなければならないのだが、続けて焼きたい場合はその都度水を入れるのが面倒だ。少し大きめのカップに目盛りをつけて、続けて入れられるようになっていると手間が減る。
ちなみに、消費電力は最大で1,300Wにもなる。他の家電と併用すると、ブレーカーが落ちる場合もあるので、ご注意いただきたい。
面倒かと思っていたお手入れは、それほど時間がかからなかった。給水パイプが外せるうえ、ボイラートレイのカバーも外して洗えるので衛生的だ。一般的なトースターよりは部品が多いものの、こびりついたりすることはないので、短時間で洗い終わる。
「トーストがおいしい」と、発表時に話題となったBALMUDA The Toasterだが、特にフランスパンモードで焼いたバゲットは感激する仕上がりだった。どんなに頑張って工夫しても、あの食感は再現できない。一日置いて硬くなってしまったバゲットもおいしくなるので、ついつい食べ過ぎてしまった。
BALMUDA The Toasterは、パン本来のおいしさを引き出し、焼きたてに近づけてくれる。いつも食べているパンを焼いて最初に思ったのは「こんなにおいしいパンだった!?」という驚きだった。22,900円という価格だけを見ると、トースターとしてはかなり高額だと感じるだろう。しかし、それだけ払っても買う価値はあると、自信を持ってオススメできる。
BALMUDA The Toasterで焼き上げたパンの食感も香りも、一般的なトースターとは全くの別モノだ。ぜひこの感動を味わっていただきたい。