シャープは6月16日、掃除する時の手にかかる重さを約40%低減したスティック型のコードレスサイクロン掃除機「FREED 2」の「EC-SX310」と「EC-SX210」を発表した。発売は7月中旬。価格はオープンで、推定市場価格はEC-SX310が70,000円前後、EC-SX210が50,000円前後(いずれも税別)。
FREED 2は、2014年5月に発売された「FREED EC-SX200」の後継モデル。モーターとバッテリーを軽量化するとともに、配置を見直し、吸込口とハンドルを結ぶ軸上に重心を置く「マジックバランス」を採用した。これによって、掃除中の手にかかる重さを約40%低減。狭い場所の掃除で手もとをひねる動作時に手にかかる負担も約1/2に低減した。また、マジックバランスを採用したことで本体は自立できるようになり、掃除を中断する際に壁や家具に立てかけたり床に置いたりする必要がない。
モーターは、吸引風量が約30%アップした「大風量ターボモーター」を搭載。遠心分離サイクロンと高性能フィルターにより、0.3μm以上の微細なホコリを約99%キャッチしクリーンな排気を実現している。
EC-SX310は、アレル物質を抑制する「Ag+アレルディフェンスフィルター」と、排気風を弱めて放出するメッシュ状の排気口を採用。また、「強力自走&床みがき」パワーヘッドを搭載し、自走アシスト力を従来比約4倍に高めた。強力自走&床みがきパワーヘッドの回転ブラシは、フローリング表面の汚れを磨く「床みがきブラシ」のほか、雑菌の繁殖を抑制する「Ag+イオンブラシ」や毛足の奥の汚れをかき出す「ハードブラシ」、畳などの表面のホコリをブラッシングして拭き取る「ソフトブラシ」からなる。回転ブラシ、回転ブラシカバー、ヘッドカバーは取り外して水洗い可能だ。
従来モデルに引き続いて、充電はバッテリーのみを取り外して専用充電器で行う。充電するために掃除機をコンセント付近に置く必要がなく、掃除機の置き場所を選ばない。
主な仕様は、重量が約2.1kg(吸込口・パイプ・本体・バッテリー含む)、集じん容積が約0.2L、充電時間は約80分、連続運転時間は自動モードで約10~30分、強モードで約8分。本体サイズは、EC-SX310がW238×D213×H1,011mm、EC-SX210がW221×D213×H1,011mm。カラーはEC-SX310がゴールド系とレッド系、EC-SX210がブルー系とピンク系。