ユーザーやグループの設定を行う

NASのインストールが完了したら、ユーザーやグループ、フォルダなどの設定を行う。インストール完了後、PCのWebブラウザからTS-212Pへアクセスし、「QTSへの接続とログイン」をクリックする。QTSのトップ画面が表示されるので、管理者用ID(admin)とパスワードを入力してログイン。

この状態では、管理者以外のユーザーが登録されていないので、まずは、ユーザーを登録する必要がある。コントロール・パネルを開いて、ユーザをクリックする。ユーザの一覧画面が表示されるので、「作成」→「ユーザの作成」を選び、ユーザー名やパスワード、ユーザグループ、フォルダ権限、アプリケーション特権を指定する。

最初、ユーザグループはadministratorsとeveryoneの2つしか設定されていないが、ユーザーを登録する際に、一緒にユーザグループを作成できる。フォルダ権限やアプリケーション特権も確認したら、作成をクリックすれば、ユーザーが作成される。いったんログアウトし、今作成したユーザーでログインできるか確認しておこう。

QTSのトップ画面。ログインをクリックして、管理者用IDとパスワードを入力

初めてログインすると、クイックスタート画面が表示される

クイックスタート画面を閉じると、QTSのデスクトップ画面が表示される。グラフィカルでわかりやすい

コントロール・パネルを開いたところ。権限設定の「ユーザ」をクリック

最初は「admin」しか登録されていない

作成のプルダウンメニューを開いて、「ユーザの作成」を選ぶ

ユーザの作成画面。ユーザー名やパスワード、ユーザグループ、フォルダ権限、アプリケーション特権を指定

ユーザグループは当初、管理者用の「administrators」と、すべてのユーザが含まれる「everyone」しか用意されていない

ユーザグループを追加する場合は、「ユーザーグループ」の作成を選んで、ユーザグループ名を指定

共有フォルダの権限の設定画面。デフォルトで、「Download」、「Multimedia」、「Public」、「Public」、「Recordings」、「Web」の各フォルダが用意されており、Multimediaフォルダは読み書きが可能、Publicフォルダは読み込みのみ可能という設定になっているが、ここで自由に変更できる

アプリケーション特権に関する設定。デフォルトでは全てのサービスやアプリケーションが利用できるようになっている

設定を確認して「作成」をクリックすると、ユーザーが追加される

いったんログアウトし、今作成したユーザーでログインしたところ。管理者ではないので、画面に表示されるアイコンの数が少ない