米Mozilllaは2日(現地時間)、「Firefox 38.0.5」をリリースした。新機能は、"あとで読む"サービス「Pocket」の統合、リーダービュー、チャット機能「Firefox Hello」のスクリーン共有など。

PocketはWebの記事や動画を保存し、あとでまとめて読めるようにするサービスだ。Firefox 38.0.5にアップデートすると、ツールバーにPocketボタンが追加され、ワンクリックで表示しているWebコンテンツをPocketに保存できる。Pocketを利用するにはアカウント登録が必要だが、Eメールを使った従来の登録のほか、Firefoxアカウントを使ったログインも可能になった。Webコンテンツを保存したPocketのサイトにはブックマーク内の[View Pocket List]からアクセスできる。

ツールバーのPocketボタンをクリックして、表示しているWebコンテンツをPocketに保存

ブックマークに加わった[View Pocket List]から、Webページを保存したPocketにアクセス

リーダービューは、ニュース記事やブログを読みやすい表示に変換する機能だ。利用できるページではロケーションバーの右側に本の形をしたボタンが表示され、クリックするとリーダービューに切り替わる。表示モード(ライト/ダーク/セピア)の切り替え、フォントの変更、Pocketへの保存といった機能を備える。

ニュース記事などリーダービュー表示が可能なWebページでは、ロケーションバーにリーダービューのボタンが現れる

記事本文と写真だけを、読みやすく表示するリーダービューモード

Helloのスクリーン共有は、ホストがアクティブなタブや、アプリケーションウインドウを共有できる機能だ。たとえばオンラインストアの製品ページのタブを共有して買い物の相談をしたり、ドキュメントのコラボレーションに利用できる。