操作感の高いUI

ユーザーインターフェースも、多くのスマートウォッチと比べかなり異なっている。1つは、非常にタッチセンシングに優れている点だ。アプリメニューではひとつひとつのアプリアイコンが小さな円で表示され、タップすると起動するのだが、1画面に表示されるアプリの数が普通のアイコン方式やリスト方式よりも多く、素早く目的のアプリを起動できる。また、アプリ画面はスワイプで表示範囲を変えることができる。

小さなアプリの円をタップすることでアプリが起動できるのは驚異的

この自由度の高い発想がなかなかいい。また、小さなアイコンをきっちりとタップできるセンシング能力の高さもさすがだ。また、セキュリティ機能として、4ケタの数字を入力することでロックを解除する機能が搭載されている。数字自体は小さいのだが指先のタップで、きちんと入力できるのもナイスだ。この高度で精密なタッチセンシングはアップルならではと言えるだろう。

また、このディスプレイはタップだけではなく「圧」を感じることができるのも凄い。たとえば、文字盤を変えたい場合は、ディスプレイを「強く押して」選択モードに入るのだが、これは「長押し」で操作するスマートウォッチと比べ誤操作を減らせるかもしれない。

ディスプレイを強く押すことで文字盤を選択できる