タイプカバーは進化したのか?

Surface 3は普通のキーボードと組み合わせて、使うこともできるのだが、マクロソフトはこのSurfaceと組み合わせて使える「タイプカバー」というオプションを用意している。これはディスプレイを覆うカバーとして使え、キーボードにもなるという製品で、殆どのSurfaceはこのオプションと一緒に使われているのではないだろうか? Surface 3向けにも、もちろんタイプカバーが発売される。カラーは5色が用意されている。

今回は、このタイプカバーもSurface 3とセットで試すことができた。というより、マイクロソフトもSurface 3はこのキーボードと一緒に使われることを想定しているのだろう。

さて、実際にタイプカバーを試してみて驚いたのはかなりタイプ感が向上していたことだ。僕の感じた、このタイプ感の向上には2つのポイントがある。

タイプ感が向上したキーボード

1つにはキーストロークのチューニングの向上だ。要するにキーボードのキー自体の動きのチューニングが向上し、しっかりしたタイプ感が実現されていると感じた。

そして、もう1つはキーボードベース自体のしっかり感、剛性感が増したということ。Surface Pro 3では、キーボードをSurfaceに接続した後、さらにZの字に折り曲げて密着させることで、安定感をアップさせていた。

今回のSurface 3では同じ機構に対応しているが、そのタイプ時のキーボードのブレのなさが、さらに改良されていると感じた。

僕は当初、これは同じ機構を採用しながら、Surface 3の幅がSurface Pro 3よりも狭いので、剛性感が上がっているのではないか? と考え、その場にいたマイクロソフトの人に質問したが、それだけではなく、タッチカバー自体が改善されて、剛性感がアップしていると説明された。

マイクロソフトはSurface 3のキーボードにかなり本気なのだ! 僕はこのタイプカバーの進化を体感し、個人的にもSurface 3が欲しくなった。

タイプカバー単体。外観は大きな違いはないが、大きく進化している