LINEにはご存知、「ブロック」機能がある。これを使うと、相手を友だち一覧から消去、さらに送られてきたトークも表示されなくなるという拒否機能だ。いったい、LINEユーザーは何をきっかけにして、誰をブロックしているのか。ちょうど、ブロックした人がいるというLINEユーザーのKさん(女性・20代)に会う機会を得たので本音を聞いてみた。

20代のKさん

ブロックするまでに何があったのか?

――最近、ブロックした人がいると聞きましたが。

Kさん:たしかにブロックしましたね。

――ブロックした相手は誰ですか?

Kさん:元カレです。

――なんだ、それならわかりやすいですね。別れたから、相手のことがどうでもよくなってブロックした、と。

Kさん:うーん、結果的にはそうなんですが、流れはそんなに単純でもなかったんですよ。

――というと?

Kさん:その元カレとは、そもそも大学時代に付き合っていたんです。当時からやりとりはLINEでしていました。ところが、ほどなくして別れてしまったんですね。しばらく関係は切れていたのですが、社会人になってからもう一度付き合うことになったんです。

――そんなに嫌な別れ方でもなかった?

Kさん:ですね。

――復縁してからどうしてブロックしたんですか?

Kさん:その元カレは出張が多かったのですが、ちょうど出張から戻ってきた日に、うちに泊まったんですよ。で、翌日自宅に戻ってから、LINEで「ごめん、やっぱり無理だ」って、別れを切り出されたんです。

――2回目ですね。

Kさん:どうやら私の携帯を見てしまったらしいんです。別にやましいことはなかったんですよ。ただ、私が元カレとよりを戻す前に合コンで知り合った男性に送ったメールを見て、「やっぱり信用できない」って思ったらしいです。それで、今度はLINEをブロックされて、電話も着信拒否されました。

――向こうから拒否してきたわけですか。

Kさん:ショックでしたし、SNSで連絡もしてみたのですが、返事は来ませんでした。仕方ないのでそのまま放置していたら、数カ月経ってからいきなり連絡がきたんです。「今日何してる? ご飯食べようよ」って(笑)。

――えー! そっちから拒否しといて……。

Kさん:ですよね(笑)。だから、「彼氏ができたから会えない」って返信したんですね。彼氏ができたのは本当でしたし。それに対して、「待て。お前が他の男のものになるなんて嫌だ」みたいなLINEが送られてきたのでブロックしました。