ユーザーを切替えられる「SnapView」モード

機能面でもうひとつ、気になるのが「SnapView」モード。いわゆるマルチユーザー機能で、端末に2つのユーザーを設定でき、アプリやファイル、個人データ、ブラウザの履歴などを切り替えて使用できるようになる。microSDカード内のデータも切り替えられるのか、それぞれのユーザーデータがどの程度セキュアに分離されているのかは不明だったが、仕事用とプライベート用で使い分けたいとき、人に貸す場合などにも便利に使えそうだ。 ユーザーを切り替えても、他のユーザーの通知は表示されてしまうが、そのテキストをすべてダミーのテキストに変更できる。ちなみに、ユーザーを変更すると画面上部の色が変わる。

SnapViewのユーザー追加画面

追加したユーザーの設定画面。「Google Playのサービスが更新されました」にダミーテキストが設定されている

SnapViewで追加されたユーザーは、元のユーザー(画面の「所有者」)からは確認できないため、ユーザーの削除もできない。SnapViewユーザー側に切替えると削除できる

日本語入力のATOKを搭載し、MVNO向けのAPNもプリインストールするなど日本向けのカスタマイズも行っているのも好感触。

価格が最上位のRAM 4GB、ストレージ 64GBで税別(以下同)50,800円、4GB/32GBモデルで45,800円、2GB/32GBモデルで35,800円という価格が気にかかるところ。ZenFone 5はコストパフォーマンスの良さが特徴だったが、SIMフリースマートフォンとしては高めの部類に入るため、スペックや機能を踏まえて、この価格がどう判断されるかがポイントになりそうだ。

各モデルごとの価格

(記事提供: AndroWire編集部)