レベルファイブが発表した新たな大規模クロスメディアプロジェクト『スナックワールド』

レベルファイブは7日、新作や新展開に関する発表会「LEVEL5 VISION 2015 -THE BEGINNIING-」を東京ドームシティホールで開催し、新たな大規模クロスメディアプロジェクト『スナックワールド』を発表した。

『スナックワールド』は、『イナズマイレブン』『ダンボール戦機』『妖怪ウォッチ』に続くレベルファイブ第四のクロスメディアプロジェクト。レベルファイブ代表取締役社長/CEOの日野晃博氏は「妖怪ウォッチに匹敵するクロスメディア展開をしていきます」と説明し、テレビ東京系でのTVアニメ放送や東宝系での劇場版公開、タカラトミーによる玩具展開、漫画誌『コロコロコミック』(小学館)での漫画連載が決定しており、TVアニメと連動した時期に展開するという。

発表会では、放送される『スナックワールド』のアニメと同じクオリティの映像が紹介された。映像は3DCGアニメーションで制作され、砂漠の国を思わせるオリエンタルな都市の上空をドラゴンが疾空するビジュアルからスタート。キャラクターたちは3DCGによるコミカルでキュートな絵柄で描かれるが、わがままでセクシーなお姫さまのお願いを聞いてメデューサと戦う危険なクエストを引き受けたり、主人公が自分の村を焼いた仇敵への復讐を誓ったりとシリアスな物語も垣間見える。

日野氏は『スナックワールド』について、「今回はフルCGアニメーションで、このクオリティでTVアニメを制作していきます。『スナックワールド』はファンタジーと現実世界をクロスオーバーした世界観のハイパーカジュアルファンタジーです。クロスメディアの真髄である同時展開をしていきます」と語っていた。コンビニでくじをひいてアイテムを入手し、乗り物代わりにドラゴンに乗るような世界観になるという。

今回公開されたパイロットフィルムの総監督、原案・脚本は日野氏が担当。メインキャストはチャップ役に潘めぐみ、マヨネ役に竹達彩奈、ペペロン役に杉村憲司、ゴブソン役に宮澤正、ブタ子(ドラゴン)役に岡田恵、メローラ姫役に柚木涼香らが名を連ねている

さらに発表会では、タカラトミーの玩具と連動させたゲームも紹介。ゲームの『スナックワールド』では、「ジャラ」と呼ばれるゲーム中のアイテムを模したキーホルダーのようなアイテムが重要な役割を果たす。実際のアイテムと同じ見た目の「ジャラ」は「トレジャラボックス」に入っており、「ジャラ」には村田製作所が手がけた小型NFCチップが仕込まれ、アイテムをゲーム機にかざすとデータが連動する仕組み。

ステージでは日野氏が『Newニンテンドー3DS』とスマホを使ってジャラ連動を実演。作品映像にも登場した「クリスタルソード」のジャラをNewニンテンドー3DSにタッチさせると、ゲーム内でクリスタルソードの地図が手に入った。また、ミラーシールドのジャラを接触させると「(世界内のコンビニの)ヒーローマートでのミラーシールドの入手確率が30%アップした」との表示も。「ジャラ」は友達同士で使ったり、店頭の端末との連携なども予定しているという。

(C)LEVEL-5 Inc.