ラディウスは3月27日、iPhoneでハイレゾ音源を再生できるアプリ「Ne PLAYER for iOS」を発表した。提供開始予定は4月上旬で、価格は未定だ。

「Ne PLAYER for iOS」

同社は、Android用のハイレゾ音源再生アプリ「Ne PLAYER for Android」を税込1,800円で2014年12月に提供開始している。このたびのNe PLAYER for iOSは、iOS向けに開発したもので、対応OSはiOS 7.0以上。対応機種はiPhone 5/5c/5s/6/6 Plus、iPad mini、iPad mini2、iPad mini3、iPad Air、iPad Air2、iPod touch(第5世代)。なお、ハイレゾ音源の再生には、再生音源のフォーマットに対応したUSB DACなどが必要となる。

アプリの対応フォーマットは、11.2MHzまでのDSD、384kHz/32bitまでのFLAC/ALAC/WAVだ。そのほかにAAC、HE-AAC、MP3形式の再生も可能。DSD5.6MHzとDSD2.8MHzはDoP、PCM変換のどちらにも対応し、DSD11.2MHzはサンプリングレート352.8kHzのPCMに変換しての再生となる。

再生画面

ハイレゾ音源のファイルのみを抽出できる

イコライザも利用できる

サンプリングレートと各帯域ごとの音の情報量をグラフとして表示して、ハイレゾ音源が劣化せずに出力されているかを視覚的に確認できる「ハイレゾビジュアライザー」機能を搭載。ハイレゾ音源ではない音楽ファイルのサンプリングレートを48kHzにアップする機能も持つ。曲の選択はプレイリストやアルバム、ジャンル、アーティスト、曲名でのソートのほか、サンプリングレートやフォーマットから選曲できる。

ハイレゾビジュアライザー

対応機種すべて384kHz/32bitまでのサンプリングレートに対応。DSDについては、iPhone 5・5cが2.8MHzまで、iPod touchとiPad miniが5.6Mzhまでで、それ以外は11.2MHzまでに対応する。