15.6型ワイヤレスディスプレイをタブレット風に使える - 富士通「LIFEBOOK GH77/T」
富士通の「LIFEBOOK GH77/T」は、デスクトップPCでもノートPCでもなく、さらにはタブレットでもない新しいスタイルのPCだ。最大の特徴は、15.6型のワイヤレス液晶ディスプレイを採用している点。タッチ操作に対応しており、液晶ディスプレイ部分を巨大なタブレットとしても利用できる。
PCとしての基本パーツは、すべて本体側に内蔵。CPUはクアッドコアのIntel Core i7-4712HQ(2.30GHz) でメモリは8GB、ストレージは2TB HDD(1TB DD×2)の構成だ。基本スペックとしては、ハイエンドクラスの15.6型ノートPCとほぼ同じレベルだと考えていい。本体側で行った処理の結果をワイヤレスで液晶ディスプレイに出力することで、タブレット風の利用スタイルを実現しているのだ。
外観はタブレット、かつ高い本体性能を持っているため、タブレットでは困難な負荷の高い作業を行える。例えば、リビングでリラックスしながら動画の編集やエンコードを行う、といった活用が可能だ。液晶ディスプレイと本体は5GHz帯の無線で接続されており、本体が見える範囲で最大30mまで離れて使うことができる。コンセプトが斬新で新しい可能性を秘めているモデルではあるが、店頭予想価格が240,000円と若干高い点がネックかもしれない。
製品名 | LIFEBOOK GH77/T |
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量販店価格 | 240,000円前後 |
OS | Windows 8.1 Update 64bit |
CPU | Intel Core i7-4712HQ(2.30GHz) |
メモリ | DDR3L 8GB |
グラフィックス | Intel HD Graphics 4600(CPU内蔵) |
ストレージ | 2TB HDD(1TB×2) |
光学ドライブ | ブルーレイディスクドライブ |
ディスプレイ | 15.6型、1,920×1,080ドット、IPS |
タッチパネル | ○(10点マルチタッチ) |
有線LAN | ○ |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 4.0+HS |
センサー | 人感センサ |
Webカメラ | 92万画素 |
主なインタフェース | USB3.0×4、HDMI、NFC、有線LAN、SD/SDHC/SDXCカードリーダ、ヘッドホン出力 |
バッテリ駆動時間 | - |
本体サイズ | W185×D241×H188mm(本体)、W385×D255×H9.8mm(ワイヤレスディスプレイ) |
重量 | 約1.9kg(本体)、約980g(ワイヤレスディスプレイ) |