さらに、宮澤氏が「新しいコミニュケーションを楽しんでもらうスピーカー」と表現するとおり、スピーカーに話しかけると応答するコミニュケーション機能も備えた。ペアリングしたAndroidスマートフォンに話しかけることで、BSP60がそれに応える、というもの。

英語では「OK, Speaker」と話しかけると「I'm Listening」と機械合成の声が答えて音声コマンドの入力を受け付ける。現時点では、日本語のやりとりはどういう言葉にするか検討しているとのことだが、いずれにしても今回は声優を起用するなどの遊び心はないそうだ。

同社のSmartBand Talkに搭載されたものに近い独自OSを搭載しているとのことで、同様に音声でアラームをセットするなどの機能を搭載。「Yes」の時は前後移動、「No」の時は首を振るように左右に動く、といった受け答えの動作も搭載して、愛着がわくような仕組みが盛り込まれている。

SDKを公開してモーションAPIにアプリ開発者がアクセスできるようにすることで、新しい動きを加えたり、スマートフォン側からBSP60を操作したり、追加機能を実現できるようにする。SDKはAndroidアプリ用のため、iOSは非対応になるようだ。

販売は、インターネット中心になるか店頭でも販売するかは現在検討中で、価格も現時点では未定。継続して機能向上は図っていきたいという。

ちなみに、今回アニメ「機動戦士ガンダム」に登場する球体ロボット「ハロ」に似た形状となっているが、あくまで「色んな形を検討した結果、ベストな形にした」とのことで、ハロを意識したわけではないと宮澤氏。また、ROLLYのような愛称は特にないが、「お客さまそれぞれの考えがあるのでフリーにした」ということだ。