ダブルエッジは進化なのか?

エッジの主な機能はこのような感じで、これがS6の機能に加わっていると考えればいい。ディスプレイの基本的なサイズや解像度、カメラもCPUと同等になっている。言うまでもなく、エッジディスプレイを使うぐらいではオクタコアにとっては大して負荷が上がらないので、通常の操作程度ではその動きは軽快そのものだ。

そのデザインのおかげもあり、S6 EdgeというのはS6と比較して、非常にライトな印象を受ける。スペック的に大差ないのだが、両者の方向性は大きく異なるのを感じる。

従来のスマホの路線を継承して進化したGALAXY S6に対して、S6 Noteはまさにスマホの新しい可能性求めて進化した自由さと勇気を感じる。スペックだけではない進化へのトライだ。

S6の実物を見る前は、

「両サイドディスプレイなんてバカらしい」

とも思ったが、これも1つの大きなトライであり、トライには得るものもあれば、失うものもあるということを考えさせてくれる。得たのは美しいデザインと新しい表示の可能性で、失ったのは落としたときの保護性ではないかと思うが、S6 Edgeはそれ以上のものを得たのかも知れない。