Apple Payはいつやってくる?

iPhone 6/6 Plusの目玉機能といえば、NFCを使った非接触型決済機能のApple Payだ。iPhone 6のNFCはApple Pay専用ということで、周辺機器との接続などには使えない。またApple Pay自体も日本では未導入なので、最大の目玉機能が使えないままというのは残念だ。筆者にとって、iPhone 6はApple Payが導入されて初めて十全になるという認識なので、1日も早く日本での利用が開始されることを期待している。

米国ではモバイルペイメントの革命として急速に伸びているということだが、おサイフケータイが当たり前の日本においてどれだけのインパクトを与えられるかは完全に未知数だ

実は筆者、SuicaやWAONといったカード型電子マネーはよく見るが、おサイフケータイで決済している人は(IT系出版社に長いこと出入りしているのに)ほとんど見かけたことがない。Apple Payは電子マネーではなくクレジットカード決済の非接触化だが、日本ではクレジットカードの利用に対して、プリペイド型の電子マネーよりもさらに慎重になりがちな傾向があると感じている。もし日本に導入された場合、iPhoneで決済するユーザーは増えるのか、また筆者がよく利用するスーパーマーケットやファミレスなどで利用できるのか、非常に気になるところだ。

山あり谷ありの半年間でした

iPhone 6/6 Plusの発売以降を振り返ってみると、Apple Store前にできた大行列と大混乱、サイズ変更に対する批判、急激な為替変動などを背景としたSIMフリーモデルの販売中止(結局、未だに再開されていない)など、なかなか波乱に富んだ半年だった。さまざまな批判を受けつつも、結局は世界市場での好調な販売増、日本市場でもダントツの人気機種として君臨しているので、モデルチェンジの方向性は正解だったのだろう。

筆者としては半年後に控えたiPhone 6s(?)がすでに気になるところだが、現行機でも性能面、デザイン面ともに大きな不満はなく、あと2年はメイン機種を張れるポテンシャルがあると感じている。これから新生活を迎える方で、機種変更やスマホデビューを考えているのであれば、ぜひiPhone 6 Plusをお勧めしておきたい。多少の不便さと引き換えに、このサイズだから得られるメリットが味わえるはずだ。