ソフトバンクロボティクスは27日、感情認識ロボット「Pepper」の初回生産分300台が販売開始後、約1分で完売したと発表した。Pepperの販売は本日10時より主に開発者向けに行われたが、ウェブサイトで販売予定数を上回る申込みがあったという。予定数を上回ったため、抽選による販売に切り替える。
Pepperは周囲の状況を把握しながら自律的に判断して行動し、人の表情と声のトーンを分析し、人の感情を推定しコミュニケーションがとれる人型ロボット。本体価格は税別198,000円だが、アプリを利用するための基本プランや故障時のサポートなどフルサービスを利用すると、3年間で約108万円かかる高額商品となる。
今回、この高額商品はわずか1分で完売したものの、販売相手は主に開発者となっており、一般的なニーズに合致しているか否かは判断しづらい。次回生産分は今年の夏頃としており、一般家庭向けにも販売される予定。そのときになって、Pepperの商品としての真価が問われることになりそうだ。