ソフトバンクロボティクスとソフトバンクモバイルは、開発者向けに感情認識パーソナルロボット「Pepper」を初回生産分300台限定で27日午前10時より発売する。本体販売価格は198,000円(税別、以下同)。任意のプラン(一括払い可能)として、Pepperを楽しむための「Pepper 基本プラン」(ひと月14,800円×36回)、故障時のサポートや特別価格で契約期間中に修理サービスが受けられる「Pepper 保険パック」(同9,800円×36回)を用意する。このほかロボット手続き手数料として9,800円かかる。フルサービスの利用で計1,083,600円必要。
初回生産分のうちソフトバンク表参道での販売は30台。主に開発者向けに販売し、昨年9月のデベロッパー先行モデル抽選販売で落選した人を優先する。次回生産分以降の販売は今夏の予定。
Pepperは、周囲の状況を把握しながら自律的に判断して行動し、人の表情と声のトーンを分析し、人の感情を推定しコミュニケーションがとれる人型ロボット。会話以外にも、家族の写真を撮影したり、子どもと遊んだり、スマートフォンと連携して家族にメッセージを送ったりすることもできるこれらの機能を使うには、「Pepper 基本プラン」への加入が必要。同プランに入ることで、クラウド音声認識エンジンを活用した会話機能や、ロボアプリの使えるようになる。ロボアプリはあらかじめ搭載されている「ベーシックアプリ」に加えて、発売と同時に提供されるアプリストアからもアプリをダウンロード可能。アプリを追加することで、Pepperにも様々な機能が付加できる。
発売時点ではベーシックアプリとアプリストアのアプリを合計で約100本準備しており、アプリストアだけでなく、ベーシックアプリについても今後増やしていく予定。アプリでは、ソニー・ミュージックエンタテインメントの音感育成アプリ「おとあて」や「ラジオつけて」とPepperに言うことで立ち上がるラジオアプリ「radiko.jp」などがある。
なお、発売を記念して、「Pepper 基本プラン」と「Pepper 保険パック」に同時に加入した購入者に、Pepperが自律的に充電を行うようになる「充電ベース」を後日プレゼントするキャンペーンを実施する。