伝統を受け継ぐ僕らの学校

6組目は橋本市立境原小学校の堀田顕大さんがプレゼンテーションを行う「伝統を受け継ぐ僕らの学校」。同校のはっぴをいなせに着こなし、曾祖父も通っていた自分の小学校を紹介した。地元のはたごんぼ(ゴボウの一種)をマイクと間違える小芝居や身振り手振りを加えたアクションを交えつつ、同校と地域が共に行うイベント開催や、長年続く和太鼓クラブなど地域の特徴をアピール。「地域を1つにつなげていきたい」と語った。(蛇足だが、各プレゼンテーションは持ち時間が設けられ、制限時間をオーバーするとペナルティーを科する仕組みだったが、堀田さんのプレゼンテーションはジャスト3分だった。)

橋本市立境原小学校の堀田顕大さん

タイトル「伝統を受け継ぐ僕らの学校」

あの有名人が愛した能!

7組目は会津若松市立日新小学校の寺田一瑳さん、宮川佑真さん、佐藤直也さん、小島のどかさんの「あの有名人が愛した能!」だ。能の歴史から説明しながら、和服を装う2人が能を舞う演出には審査員も驚かされた様子。スライド内容もPowerPointの効果を多用し、見ていて飽きない演出を含め、迫力のあるプレゼンテーションだった。

会津若松市立日新小学校の寺田一瑳さん、宮川佑真さん、佐藤直也さん、小島のどかさん

タイトル「あの有名人が愛した能!」

熱いぜ! 奇祭 どろいんきょ

8組目は上尾市立大石北小学校の野田葵介さん、清水拓真さん、池上友菜さんは、上尾市の祭りを題材に「熱いぜ! 奇祭 どろいんきょ」というプレゼンテーションを披露。神酒所となる家の庭に水をまき、その土の上で神輿を転がすユニークな祭りは五穀豊穣や無病息災を願って、200年前から続けられてきたという。子どもたちでも担げる小さな神輿で祭りを再現するシーンも披露した。

上尾市立大石北小学校の野田葵介さん、清水拓真さん、池上友菜さん

タイトル「熱いぜ! 奇祭 どろいんきょ」

ビバ! ぼくらの遊び場

9組目は世田谷区立桜丘小学校の橋本大駕さんと、世田谷区立城山小学校の渡邊岳大さん、渡邊春菜さんの3名は「ビバ! ぼくらの遊び場」と題し、ボイスパーカッションとラップを交えて、NPO法人プレーパークせたがやが運営して、子どもは火や土、水といった自然と道具や工具を使って各自自由に遊べる「プレパーク」を紹介。訪れた老若男女にインタビューし、公園の魅力を言葉でインサートするなど、クオリティの高さも見どころだった。

世田谷区立桜丘小学校の橋本大駕さんと、世田谷区立城山小学校の渡邊岳大さん、渡邊春菜さん

タイトル「ビバ! ぼくらの遊び場」

輝き続ける清泉小学校

そして最後の10組目は清泉小学校の雨宮真子さん、石田結愛さん、森万由葉さん。「輝き続ける清泉小学校」と題したプレゼンテーションでは、同校のアピールポイントとなる「鎌倉調べ」「総合学習」「三浦自然教室」の3つを取り上げた。清泉小学校は鎌倉幕府の跡地に建てられたため、事業で学ぶ歴史を身近に感じ取れる点や、校内で羊を養育し、その毛で作品を作るなどユニークな総合学習を披露。笑顔を絶やさず、「スマイル・メイク・スマイル」とかけ声をかけてリズミカルなプレゼンテーションを行った。

清泉小学校の雨宮真子さん、石田結愛さん、森万由葉さん

タイトル「輝き続ける清泉小学校」