日本サムスンの販売特約店であるITGマーケティングは23日、9.2mm厚の薄型筐体を採用したポータブルSSD「Samsung Portable SSD T1」シリーズの日本国内でも販売すると発表した。1月下旬の発売を予定する。250GB / 500GB / 1TBの3モデルを用意し、価格はオープン。店頭予想価格は、250GBが28,000円前後、500GBが43,000円前後、1TBが86,000円前後となっている。

「Samsung Portable SSD T1」シリーズ

「Samsung Portable SSD T1」シリーズでは、NANDフラッシュのセルを垂直に積層した3次元構造の「3D V-NAND」を採用。性能と耐久性が向上しており、ポータブルSSDながら3年の保証を設けている。3D V-NANDのより詳しい情報や、既に発売済みの3D V-NAND搭載ハイエンドモデル「Samsung SSD 850 PRO」については、以下の別記事も参照いただきたい。

3D V-NAND採用の超高速2.5インチSSD - 「Samsung SSD 850 PRO」の性能を検証
「Samsung SSD 850 PRO」が搭載する3D V-NANDとは - 2014 Samsung SSD Global Summit技術プレゼンより
SATA 6Gbpsの限界か? - 新型SSD「Samsung SSD 850 PRO」の日本発売は7月下旬から8月上旬

レーザーパターニングと黒クロムメッキ仕上げの筐体は、W71mm×D53.2mmと一般的な名刺のサイズよりも小さく、重要も30gと軽量でカバンやポケットなどにも収納できる。

各モデル共通のパフォーマンスとして、シーケンシャルリードとシーケンシャルライトともにが最大450MB/秒。パフォーマンスを向上させる機能として、3D V-NANDフラッシュの予備領域を高速バッファとして用いる「ターボライトテクノロジー」を搭載する。

セキュリティ機能は、速度低下のないハードウェアによるAES 256bit暗号化に対応する。

本体サイズはW71mm×D53.2mm×H9.2mm、重量は30g。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.7以降