ジェイアイエヌ(JINS)は1月8日、今年秋に発売予定のセンシングアイウェア「JINS MEME」のアプリケーション開発者向けキットを配布するアイデアコンテスト「JINS MEME DEVELOPER IDEA PITCH CONTEST」を1月6日より「JINS MEME」のアプリ開発者向けWebサイト上にて開始したと発表した。

「JINS MEME」は、"自分を見る"をコンセプトに開発されたセンシングアイウェアである。メガネとしての形状・機能はそのままに、独自に開発した3点式眼電位センサと3軸センサを通じて、眠気や集中度、体のバランスなど、従来のウェアラブルにないユニークな生体データの取得が可能であり、スマートフォンの専用アプリケーションを通じてさまざまなシーンに応用できる。

なお、Webサイトでは、開発環境に合わせ、リアルタイムモードとスタンダードモードの2種類のAPIが提供される。リアルタイムモードは最大26.67Hzで、ペリフェラル・ホスト間のBluetooth通信周期に準じており、ランニングやフィットネス時の動きの把握やコントローラとしての使用など精緻なデータを即時取得・分析する場合に適した形式となっている。スタンダードモードは、1分ごとに16時間分のデータを「JINS MEME」内にストア可能であり、ライフログなど、長時間にわたるデータ取得・分析を目的とする場合に適した形式である。この他、「JINS MEME」で取得可能なデータがわかる開発者向け動画などを公開している。

さらに、「JINS MEME」を活用したスマートフォン用アプリケーションのアイデアコンテスト「JINS MEME DEVELOPER IDEA PITCH CONTEST」が合わせて開催される。プレゼンテーションシートに「JINS MEME」を使用したスマートフォンアプリのアイデアをまとめたものを、同Webサイトで募集する。募集は1~3月にかけて3回のラウンドに分けて実施される。そして、審査員による厳正な審査を経て、合計300本の開発者向け「JINS MEME」が無償提供される。第1ラウンドは1月6日~30日に行われる。第2・第3ラウンドは2月中旬、および3月中旬に行われる予定。

今年秋に発売予定のセンシングアイウェア「JINS MEME」

「JINS MEME」で取得可能なデータが分かる開発者向け動画