4月 - Build 2015開催! 気になる発表内容は

開発者向けカンファレンスである「Build」は4月29日~5月1日からサンフランシスコで開催される。昨年のBuild 2014では、"Windows for IoT"と出したIoT(Internet of Things)への取り組みや、クロスプラットフォーム戦略、各OSのアップデート内容などを披露した。

Build 2015では、Windows 10に関する大々的な発表に加え、Visual Studio 2015のRTMを公開するだろう。Windows 10のマイルストーンによれば、コンシューマープレビュー版リリース後に開発者向けのSDKをリリースするとしていることから、Visual Studio 2015と足並みを揃えてくるはずだ。

「Build 2014」の基調講演に登壇したSatya Nadella氏

5月 - 日本で2回目となる「de:code」を開催

Microsoftの最新技術を詳しく知りたいなら国内開催の「de:code」も注目だ。技術系では「TechEd」も有名だが、国内では東日本大震災のあった2011年を最後に開催していない。そのため、米国で発表したBuildの内容とTechEdの良いところを統合したカンファレンスが国内開催のde:codeとなるわけだ。日本マイクロソフトの関係者によれば、近未来的な特色よりもIoTなど直近の技術を学ぶセッションを増やすそうだ。

日本の開発者向けイベント「de:code」は5月26~27日に開催する

7月 - Windows Server 2003サポート終了

Windows Server 2003も7月15日でサポートが終了する。Windows 7とは異なり延長サポートフェーズが終了することから、日本マイクロソフトと延長契約を結ばない限り、脆弱性発覚時のセキュリティ更新プログラムや、バグを修正する修正プログラムが提供されることはない。そのため日本マイクロソフトも2014年から情報周知に努めてきた。

Windows Server 2003のサポート終了を告げるWebページでは、カウントダウンが行われていた

オンプレミスサーバー用OSであるWindows Server 2003からの移行は、"End of XP"の時とは大きく異なる。運用環境によってMicrosoft Azureなどのクラウドサーバーにシフトするか、オンプレミスサーバーのままWindows Server 2012 R2へアップグレードするか、両者を併用するハイブリッドサーバーを運用するか、システム管理者としては頭の痛いとこだろう。