2014年は、ハイレゾ対応ポータブルプレーヤーがスタンダードになった年だったといえるだろう。この記事では、2014年に発売されたポータブルプレーヤーやポータブルヘッドホンアンプなどの中から、話題となったものを中心に振り返ってみたい。
2014年1月 - 性能も価格もスゴイ! 「Astell&Kern AK240」が登場
2014年1月7日、アユートはポータブルハイレゾプレーヤー「Astell&Kern AK240」を発表した。285,000円というポータブル機しては群を抜いた価格だったが、DSDへのネイティブ対応やデュアルDACの採用など、そのパフォーマンスは圧倒的。2014年を代表するハイレゾプレーヤーとなった。
また、1月16日にはソニーがハイレゾ対応のワイヤレススピーカー「SRS-X9」を発表。
少々変わったところでは、オーディオテクニカが1月17日に、USB DACを内蔵したハイレゾ対応ヘッドホン「ATH-D900USB」を発表している。
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2014年2月 - バッファローが70万円台のオーディオ用NASを発表
2月11日にバッファローがハイレゾオーディオ向けブランド「DELA」から発表した「HA-N1ZS10」は、オーディオ専用のNAS(ネットワークストレージ)。70万円台後半という価格もさることながら、専用設計のSSDや制振ボディの採用など、徹底的にオーディオ性能にこだわった製品だ。
また、2月24日には、ソニーモバイルがハイレゾ音源に対応したスマートフォン「Xperia Z2」を発表。PCレスでのハイレゾ環境に向けた一歩を踏み出した。
2014年4月 - オヤイデ、USB DACとしても使えるプレーヤー
小柳出電気商会(オヤイデ電気)がFiiOブランドから4月30日に発表したポータブルハイレゾプレーヤー「FiiO X5」は、プレーヤーとしてだけでなく、USB DACとしても使用できる製品。