説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「Apple App」って何ですか?』という質問に答えます。

***

App Storeのトップページ(おすすめタブ)を下まで見ると、「Apple App」という行が目に入ります。これをタップすると、「Pages」や「Numbers」といったApple製アプリへのリンクが一覧されます。12月現在、日本のApp Storeでは10のアプリがApple Appというカテゴリで公開されています。

Apple Appには、いろいろなジャンルのアプリが含まれます。「Pages」と「Numbers」、そして「Keynote」は、それぞれワープロ/表計算/プレゼンテーションを目的としたオフィス向けのアプリですし、「友達を探す」や「iPhoneを探す」はiPhoneの位置情報機能を利用したアプリです。共通項は「Apple自身が開発/公開するアプリ」であることで、この点からすると、iPhoneに標準装備されていないApple製アプリ、と言い換えることもできるでしょう。

一方、Apple Appに含まれないApple製アプリも存在します。開発者がAppleのアプリをApp Store内で検索すると、「WWDC」や「iTunes Connect」といったアプリがヒットしますが、それらはApple製であるにもかかわらずApple Appには表示されません。 Apple Appはいわば"Apple純正"のアプリ群です。しかし、Apple製アプリのなかには、一般ユーザには縁遠い機能を持つ開発者向けアプリも存在するため、Appleが開発したアプリすなわちApple Appとはなりません。

いずれにせよ、App Storeの「おすすめ」タブにある「Apple App」をタップすると、安定性や完成度の高さで定評があるApple製アプリをかんたんに入手できます。友人/知人にApple製アプリのインストール方法を教える場合は、この"入口"を教えてあげるとスムーズかもしれません。

App Storeには「Apple App」というApple製アプリ(の一部)への入口が用意されています