ジャストシステムは11日、同社のアンケートサービス「Fastask」にて行った「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2014年11月度)」の結果を発表した。同調査によると、10代女性の1日あたりのPC使用時間は平均して約95分だったのに対し、スマートフォンの使用時間は約200分だった。
調査の対象は全国の15歳から69歳の男女1,100名。1日の平均的なスマートフォン使用時間を尋ねると、122.6分であった。10代女性は特にスマートフォンの使用時間が長く、平日で201.4分、休日・祝日で207.1分となった。また、PCの平均的な使用時間は全体で139.1分。10代女性は平日で95分、休日・祝日で93.6分と、PCの使用時間がスマートフォン使用時間の半分以下という結果になった。
PCとスマートフォンを利用した時のインターネット検索の傾向について尋ねると、「キーワード入力時に表示されるキーワード候補から検索」に「あてはまる」「ややあてはまる」と回答したのは、PCでは39.2%、スマートフォンでは40.8%。「『水着』『着物』など季節アイテムに関するキーワードと掛け合わせて検索」に「あてはまる」「ややあてはまる」と回答したのは、PCでは17.7%、スマートフォンでは19.4%と、これらの方法ではPCよりもスマートフォンで検索する人が多かった。
一方で、「3語以上の掛け合わせキーワードで検索」に「あてはまる」「ややあてはまる」と回答したのは、PCでは34.5%、スマートフォンでは28.3%。「『価格』『クチコミ』など商品の比較検討のためのキーワードと掛け合わせて検索」と回答したのはPCでは37%、スマートフォンでは33.1%と、これらの方法ではスマートフォンよりもPCの方が多い。
SNSを利用した広告についても質問を設けた。Facebook広告を「よく見る」「見たことがある」と回答した人のうち、広告を見て16.4%が「アプリをインストール」、27.4%が「いいね!」、22.6%が「シェア・コメント」、32.9%が「サイトを閲覧」15.1%が「クーポンを利用」、28.1%が「動画広告を試聴」したことがあると答えた。
また、Twitterのプロモツイートを「よく見る」「見たことがある」と回答した人のうち、広告を見て21%が「アカウントをフォロー」、19.1%が「リツイート」、33.1%が「URLをクリック」、17.2%が「動画を試聴」、19.7%が「アプリをインストール」したことがあると回答。計53.5%と半数以上の人が、Twitterのタイムラインに流れる広告を見て何かしらの行動をとっている。