ディーアンドエムホールディングスは12月10日、デノンブランドよりフルデジタルプリメインアンプ「PMA-50」を発表した。発売は2015年1月中旬で、希望小売価格は68,000円(税別)。

「PMA-50」

PMA-50はUSB DAC機能を搭載したフルデジタルプリメインアンプ。入力端子は、USB Type B×1、光デジタル音声×2、同軸デジタル音声×1、アナログ音声×1を装備する。USBからの入力では、192kHz/24bitまでのリニアPCMと、5.6MHzまでのDSDの再生に対応。光・同軸デジタル音声入力からは、192kHz/24bitまでのリニアPCMの再生に対応している。

「PMA-50」の背面パネル

アンプ部には高速で精度の高いフィードバックループで音質を向上させる、DDFA(Direct Digital Feedback Amplifier)テクノロジーを採用。全高調波歪率は0.004%で、S/N比は110dBと、優れた性能を実現している。定格出力は25W×2(8Ω、1kHz、THD 0.1%)で、適合スピーカーインピーダンスは4~16Ω。

デジタル音源をアナログの原音に近づける技術「Advanced AL32 Processing」も採用。16bitの音楽信号を32bitにまでアップコンバートするとともに、時間軸方向の情報も拡大。よりオリジナルに近いなめらかなアナログ波形を再現する。

スピーカー用のアンプのほかにヘッドホン出力専用のアンプも搭載。オペアンプによる電圧増幅段とディスクリート回路による出力バッファーの組み合わせで、ヘッドホン本来の能力を引き出す。高インピーダンスのヘッドホンでも最適な音量を得られるよう、3段階のゲイン切り替え機能を搭載する。

Bluetooth 3.0とNFCにも対応しており、スマートフォンなどとワイヤレスで接続することができる。Bluetoothの対応プロファイルはA2DPとAVRCP。コーデックはaptX Low Latency、AAC、SBCを利用できる。

出力端子はスピーカー、ヘッドホン、サブウーファープリアウトを装備している。本体サイズは、横置き時がW200×D258×H86mmで、縦置き時がW80×D258×H206mm。質量は2.5kgだ。