日本市場も意識した便利アプリ

次に機能面をチェックしよう。ソフトウェアとしては「ASUS ZenUI」を採用。画面をオンにすると、まずカメラ、電話、SMSアイコンと近日の予定が表示され、よく使うカメラなどの機能やアプリにすぐアクセスできる。

独自アプリとしては「What's Next」を搭載。登録したスケジュールや現在地の明日の天気などを表示してくれる機能で、これを見ることで、次の予定が一目で分かる。画面をオンにしたときに表示される予定も、このWhat's Nextの情報となる。ウィジェットもあり、ホーム画面ですぐに確認できる。

What's Nextでは、スケジュールや未読メッセージなどが表示される。ロック画面にも表示され、すぐに予定などが確認できる

ToDoアプリ「やることリスト」も分かりやすい。単なるToDoリストではなく、閲覧中のWebサイトや視聴している動画、スクリーンショット、メール、発着信履歴など、メニューから「後で読む」「後で電話します」といった項目を選択すると、自動的にリストに登録してくれる。

ASUSオリジナルアプリ以外でも、Androidの共有機能からリストに保存することも可能なので、ほとんどのアプリからリストへの登録ができる。オリジナルアプリから登録すると、例えばWebサイトなら「後で読む」リストに、発着信履歴なら「後で電話する」といった項目ごとに自動分類され、見やすい画面でタスクを管理できる。すぐに返信できないメール、あとで読んでおきたいWebサイトなど、とりあえずどんどん保存しておけば、1タッチでその画面に戻れるので、すぐに作業を再開できる。簡易的なタスク管理もできるし、Googleタスクとの同期もできる。

やることリスト。電話やWebサイトなどから直接保存できるほか、Android標準の共有機能を使ってリストを作成することもできる

こうしたオリジナルアプリはほかにいくつも入っている。ファイルなどをスマートフォン同士で共有する「Share Link」、近くのスマートフォンと写真を自動的に共有する「Party Link」、PCとワイヤレスで接続して画面や通知を表示できる「PC Link」、スマートフォンをPCのワイヤレスマウス的に使う「Remote Link」といった「Zen Link」アプリは、利用できる環境であればそれぞれ便利な機能だろう。

さまざまな独自アプリをインストール

例えばこれはファイルを共有するShare Link