頭文字でアプリ起動も

「取りあえず、Spotlight」という習慣づけは、検索以上にアプリの起動の便利さから始まるのではないか、と思います。

Macには、自分で良く使うアプリを登録できるDock、アプリケーションフォルダの中身を画面いっぱいに表示してくれるLaunchPad、そしてFinderのアプリケーションフォルダを直接見る方法などがあります。しかしSpotlightは、前述のキーボードから手を離さない、という意味合いで、最もスマートなアプリ起動の方法だと考えています。

例えば、Google Chromeを起動するとしましょう。Spotlightを[control + space]で開いて、[ch]と入力すると、Spotlightの検索窓の右側に、すでにGoogle Chromeのアイコンが表示されます。この段階で[return]キーを押せば、もうChrome起動が完了。1秒以下です、1秒以下。目でDockやLaunchPadからChromeアイコンを発見するよりも早いでしょう。

やはり、Spotlightの魅力はスピード。アプリの頭の2文字を入力すれば、大抵のアプリはこのようにアイコンが表示されて[return]キーを押せばすぐに起動する

もちろん、起動したいアプリの名前を頭で思い浮かべる必要はありますが、よく使うアプリとそのスペルが分かっていれば、2~3文字程度打てばOKです。例えばPagesなら[pa]、Wordなら[wo]、Keynoteなら[ke]、SimCity 4なら[sim]といった具合です。

キーボードからトラックパッドやマウスに指を動かす時間と、目でアイコンを探す時間を節約できる点、そして何より、キーボードでMacを操っている感覚がスピーディーで爽快なのです。これは悦楽と言うべきでしょう。