両機種とも企業の技術が結集したディスプレイを搭載

次にサイズや解像度を比較する。

機種名 Xperia Z3 AQUOS ZETA
ディスプレイサイズ 約5.2インチ 約5.5インチ
搭載ディスプレイ トリルミナスディスプレイ for mobile IGZO
ディスプレイ解像度 1,080×1,920ピクセル(フルHD) 1,080×1,920ピクセル(フルHD)
サイズ 高さ約146mm×幅約72mm×厚さ約7.3mm 高さ約141mm×幅約76mm×厚さ約8.9mm
重量 約152g 未定

ディスプレイサイズでは、「ZETA」の方が大きい。だが、「ZETA」の特長でもある3辺狭額縁「EDGEST」デザインにより高さでは「Z3」よりも小さくなっている。ここで、それぞれの機種のディスプレイについて解説しよう。

「ZETA」は前述の通り、3辺狭額縁「EDGEST」が特長。ディスプレイ自体も、解像度フルHDのIGZO液晶ディスプレイと、シャープ独自のバックライト「PureLED」により美しい発色と明るい表示を実現している。

「Z3」はディスプレイに、トリルミナスディスプレイ for mobileを搭載。ソニーが液晶テレビ「BRAVIA」で培ってきた技術とノウハウを活かしている。バックライトには赤や緑の色域を広げる「Live Color LED」を採用。中間色まで色彩豊かに描き出す。また、ソニー独自の超解像技術「X-Reality for mobile」を搭載し、データの圧縮などで生じる画素の劣化を補正し、本来の質感やディテールを再現している。

両機種とも、シャープ、ソニーの技術を結集したディスプレイが搭載されているということだ。特に「ZETA」は、“全身スクリーン”を謳っているだけあり、約81%という画面占有率は迫力がある。

比較に戻ると、高さこそ「Z3」の方が高いがそのほかは全て小さくなっている。特に厚さでは差が出ていて、約1.6mm「Z3」の方が薄い。「Z3」が大画面ながらスリムな印象を与えるのは、この薄型設計だからこそだろう。また、手に持った感覚も厚さによって左右される部分が大きいと思うので、「Z3」は見た目の割に持ちやすいのではないだろうか。

重量に関しては、「ZETA」が未定としているためはっきりと比べることはできない。ただ、「ZETA」の前機種である「AQUOS ZETA SH-04F」は、高さ約140mm×幅約74mm×厚さ約9.3mm、ディスプレイサイズ約5.4インチで、約154gだった。「AQUOS ZETA SH-04F」よりも「ZETA」の方が厚さがやや薄くなり、幅とディスプレイサイズがやや増している。なので154g前後に落ち着くと予想される。そのため、「Z3」と「ZETA」の重量はほぼ同等とみていいだろう。