なお、文字入力において、文節の区切りの指定も可能だ。

「変換」キーで変換後、画面下の矢印キーをタップすると、変換時の文節の区切り位置を変更できる

ファーストインプレッションで課題が

さて、ファーストインプレッションである。これはiOS側の制限なので仕方がないが、サードパーティ製キーボードではカーソルキーの位置に入力中の文字が表示される「インライン入力」が利用できず、キーボード上の入力ボックスで変換後、初めて文字が入力される。

この入力ボックスが非常に狭く、予測変換候補と横に並んでいるため、何を入力しているのかがわかりにくい。一応右にフリックすれば広げられるが、今度は予測候補が見えなくなる。その上、入力中の文章の途中は文節位置以外修正できない。この仕様は非常に使いづらいので、速やかに改善してほしい。スペース的な問題もあるだろうが、変換候補を2行にして、上の行を入力中の文に、下を変換候補のスペースにできないだろうか。

また、iOS 8側の制限として、サードパーティ製キーボードからはBluetooth接続などのハードウェアキーボードを利用できない。このため、せっかくの高効率変換と、ハードウェアキーボードによる高速入力は両立できない。セキュリティを重視するアップルの姿勢は理解できるのだが、なんとか解禁してもらいたい部分だ。